アイドルグループ『A.B.C-Z』の戸塚祥太(33)、『ふぉ~ゆ~』の福田悠太(33)、俳優・小倉久寛(65)が8日、東京・新国立劇場 中劇場で舞台『阿呆浪士』(演出:ラサール石井)ゲネプロを前にラサールと囲み会見を開いた。
喜劇作家・鈴木聡氏の代表作で1994年に劇団『ラッパ屋』の公演として青山円形劇場を初演した作品。とある長屋に住む戸塚演じる魚屋の八(はち)が、ある日ひょんな取り違いから赤穂浪士の血判状を手にしてしまうことに。お調子者の八は長屋小町のお直(南沢奈央)の気を引きたい一心で、自分が赤穂浪士だと嘘をついてしまったことから、“討ち入り”をするように追い込まれていってしまう、笑いあり涙ありの作品になっている。
まずは記念撮影が行われることとなったが、福田が「“阿呆全体”でやっていきたいと思いま~す」と、カメラに向かって言えば、戸塚が「何かあったんですか?」と、すかさずツッコミ!福田はしばし考え込むと、「何もないです」というやりとりがあるなど、連係もバッチリといった様子。
そのキャスト同士の和気あいあいな雰囲気はけいこ場から出ていたようで、戸塚は、「けいこ場から笑いが絶えなかったので間違いないと思います」と、いい雰囲気で進行できたという。
そんな戸塚だが大変なところがあるのだとか。それは、「自分が出ていないところをみていて見入っちゃうんです。各所に笑いも散りばめられていて楽しめますし、観る人によって、いろんな引っかかるポイントもあるんです。自分の出ていないときに見入ってしまうところが大変です(笑)。舞台袖で、ああすごい良いシーンだと思っていたら、もう俺だ!となって」と、出来の良さが仇(?)になっているそうだ。
一方、福田は『ふぉ~ゆ~』としての活動が多忙を極め、戸塚が「福ちゃんは5日くらいしかけいこ来てないんですよ」と漏らすと、福田は「いや1週間は来ました(笑)」と、微妙に盛りだし笑いを誘うと、戸塚は「わからないですけど阿呆ですよ」と、とにかく評価することも。
福田としては、ジャニーズ事務所のカウントダウンコンサートをはじめグループ活動など多忙だったそうなのだが、その福田がいない期間は代役が演技をしてくれていたそうで、福田がけいこに参加しても「みんな受け入れてくれて」という。そのときの福田へラサールは「けいこすべてのセリフがちゃんと入っていて、ジャニーズのプロ意識に助かりました」と、感心したといい、小倉も「座長は引っ張っていく感じだし、福ちゃんはけいこが始まって2週間目に来て完璧にできあがっていてこの2人についていこうと思いました」と、言わしめるほど。そこで調子に乗った福田はラサールと小倉に「もう1度お願いしていいですか?(笑)」と、同じことを2度言ってもらおうと“欲しがり”報道陣を爆笑させていた。
ほかにも、これから訪れるお客さんへ向けて戸塚が“凶の顔”“大吉の顔”を披露するという遊び心も見せ沸かせたり、それぞれグループのメンバーからの反応はどうかとの問いかけに福田は「きょうもLINEでみんなから初日おめでとうともらいました」といえば、戸塚は「僕はLINEは来てないですけど、きのうみんなに会いました」と、激励を受けた様子を見せていた。
舞台『阿呆浪士』東京公演は8日から24日まで新国立劇場 中劇場にて、大阪公演は31日から2月2日まで森ノ宮ピロティホールにて上演!
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