女優・深川麻衣が12日、東京・イオンシネマシアタス調布で映画『mellow』今泉力哉監督特集上映会に、女優・岡崎紗絵、志田彩良、今泉監督とともに登壇した。
今泉監督が手掛けた映画『mellow』が今月17日に全国公開することを記念。同作のヒロインを演じた岡崎とともに、かつて今泉監督が手掛けた映画『パンとバスと2度目のハツコイ』(通称:『パンバス』)にて深川が主演していることから、両作品に出演する志田とともにゲストとなった。
今泉監督は「『パンとバスと2度目のハツコイ』が良い映画になったということで、同じプロデューサーチームで『mellow』を作るという経緯がありました。『パンバス』がなかったら『mellow』は作られなかったと思います」と、深川の作品がきっかけで、今度公開の作品につながったとしみじみ。
今回が『パンバス』の36回目の舞台あいさつとなる深川は「まさか36回目があるなんて思っていなかったのでとても嬉しいです!」と、声を弾ませつつ「今回は2作続けて見られるからこそ、“あっ!”って気づくところもあったかなと思います」と『パンバス』ファンにもつながりがある様子を伺わせていた。
さらに、深川監督作品の撮影時を振り返った深川は、「今泉監督作品が映画初出演だったので、右も左もわからないことだらけだったけど、恥ずかしがらず知らないことは分からないので『教えてください!』と言って素の部分を大切にしていました」と、回答すると、岡崎は、「話し方やセリフの言い方など日常感を大切にしていました」と、気持ちを。
一方、今泉監督と今回で5度目のタッグとなる志田は、5作品の共通点を聞かれると「監督の現場は、毎回普通は気づかないんじゃないかという細かいところまでこだわっていて、主人公だけでなく毎回1人1人にストーリーがあり、現場でも全員に向き合ってくださるところですかね。今泉愛を……監督の愛を感じます!」と、分析とともに語っていた。
ちなみに、『パンバス』の感想へ岡崎は「姉妹のシーンが凄く好きで姉妹にしかない空気感やじゃれあいにニヤニヤしちゃいました!」といい、逆に『mellow』の感想を聞かれた深川は、「考えてなかったけど、よく考えてみたら“確かに!”と思うような言葉や疑問を投げかけてくれる台詞が多く、掛け合いなども凄く面白かったです」と、特徴を語っていた。