アイドルグループ『SKE48』の“おーちゃん”末永桜花(17)が25日、東京ドームシティーホールで『SKE48 末永桜花ソロコンサート ~あなたが見ていてくれたから…♡~』を開催し、初のソロコンサートをファンたちは見守った。
開演時間前の影ナレーションから「きょうは絶対に浮気できないので、観ていてくださいね!」と、グループとは違いソロなだけに視線を集めることを生かしたユニークなコメントを織り交ぜる。
ツインテール姿で現れた末永は、自身の名前である桜にちなんだような『桜、みんなで食べた』を披露したりするなか、『オレトク』、『賛成カワイイ!』と続けた後のMCでは、客席を見回し「会場の2、3列くらいが埋まってればいいやと思っていたんですけど、こんなに来てくださって」と、感激するとともに「本当に」を何度も連呼して、その気持ちを伝えることに。
中盤にはゲストとして「卒業が決まっているけど大事な同期」という片岡成美(16)を呼び込み『微笑みのポジティブシンキング』を一緒にパフォーマンス。さらに、先輩で「私が落ち込んでいるときに、真っ先に声をかけてくれてメールもくれて。人としてもメンバーとしても尊敬できる」という惣田紗莉渚(27)、谷真理佳(24)も呼び込み、2人とも「ここに来て良かった」と上機嫌。パ楽曲フォーマンスでも2人が末永の頭をなでなでする瞬間もしばしば観られたが、ちなみに、この2人は末永にダンスの振付で怒られるポイントが一緒などシンパシーを感じることも多いというエピソードも披露していた。
後半には、末永が恋する女子高生風に出演する映像が上映。その恋する“お相手”は男の子かと思いきや、大好きな鉄道の写真を撮るために駅のホームで待っているというオチで楽しませつつ、車掌のようなコスチュームで現れると楽曲『鉄道唱歌』を歌っていくことに。続く『ホームタウン急行』、『センチメンタルトレイン』、『初恋の踏切』も鉄道にかかわるものと、鉄道愛を存分に歌い上げるコーナーや、マニアックな好きな部分をファンに伝えて楽しんでいた。
終盤の『バンジー宣言』では、自身のことを推してもらう宣言をファンにしてもらうために、客席をまわってマイクを向けるという距離の近い演出もあったりしつつ、『愛の意味を考えてみた』まで21曲で1度終演を終演を迎えることに。
アンコール明けで『君と虹と太陽と』で客席を丁寧にめぐりながらボールを投げ入れたり、『47の素敵な街へ』では山手線を大崎駅から順番に全駅を言うという挑戦となり、ちょっと詰まってしまうことがありつつも自力で品川まで言い切り、弾けるような笑み。直後のMCでは、「ここが1番緊張していました」と、鉄道好きの矜持が垣間見える一幕もあった。
そしてラストは自身にとって思い入れが深いという『桜の花びらたち』を熱唱し、桜の花びら型の紙吹雪が降るなか、拍手に送られ笑顔で無事ソロコンを終えていた。