アイドルグループ『欅坂46』の“ゆっかー”菅井友香が29日、東京・新国立競技場 中劇場で主演舞台『飛龍伝2020』(演出:岡村俊一)ゲネプロを前に俳優・味方良介、『NON STYLE』石田明とともに囲み会見を開いた。
2010年に亡くなったつかこうへいさんの代表作の1作『飛龍伝』が没後10年位あたる2020年に上演!主役の神林美智子といえば、初代の富田靖子をはじめとし、広末涼子や黒木メイサ、桐谷美玲らが演じてきたことでも知られ、その8代目に菅井が抜てきとなった。
タキシード姿で現れた3人。菅井は、今回の起用に「本当に信じられなくて、歴代の女優さんもそうですし、つかさんの作品で、つかさんが亡くなられて10年というのだかで挑戦させて頂けて。つかさんがお伝えしたかったことを舞台を通してお伝えできればと思います」と、意気込みを。
そんな菅井へ石田は、「成長がすごいです。最初はどうなることかと思ったんです……」と話していたころ、菅井は「思ってたんですね」と、苦笑い。続けて、石田は「モスキート音みたいで声が聴こえなかった。声も出るようになったし、感情も広くなってきて、公演が始まってからもどんどん良くなってくると思います」と、その成長ぶりを褒める。
すると味方も「いま、すごいですよ。きちんと自分がやることで見せてくれている。アイドルではなく女優として舞台に立っている姿を見れて嬉しいです。僕も最初はどうなることか……舞台なめるなよ……は冗談ですけど、日に日にみんなが好きになっていて、いまみんな大好きだと思いますよ」と、行動で示して信頼を得ていったよう。
最近は切り返しもうまくなったようで、石田が「『ブター!』っていうと、笑って『ブタです』と返してくれたりして、心が綺麗なんですよ」と、その素直さに心打たれることがあったそうだ。
そんな話題にのぼった菅井だが、「これまで、ワーって言われることがなかったし、声量も大きなことがなかったからか、(キャスト)みなさんの声が聴こえて寝付けない日があったんです。けれど、それがいまは心地良いし、ぜい沢すぎるけいこ場で、精いっぱいお返しできればいいなと思って」と、慣れたよう。
しかも、男性キャストばかりで着替えなどもラフな感じだったのか「どうしようと思ってましたけど、それが慣れて。いまは、まだ舞台も始まってないですけど、お別れが寂しいです。絶大なる信頼をできる方たちで嬉しいです」と、後ろ髪を引かれるような思いにかられているそうだ。
そして、菅井は「未熟すぎる座長をみなさんがよくサポートしてくれたなと。気配りとかもっともっと力をつけないといけないなと感じています。座長というありがたすぎる経験を持ち帰って生かしていきたいと思います」と、今後のグループ活動にも生かしていくようだった。
舞台『飛龍伝2020』は29日から2月12日まで同所にて上演!