俳優・吉沢亮(26)が6日、都内ホテルで『2020年エランドール賞』表彰式に新人賞を受賞した俳優として登壇した。
1956年に日本映画テレビプロデューサー協会が制定した賞。新人賞は日本国内において当該年度中の12月1日から翌年11月30日までの間に、上映または放映されたテレビドラマ作品に出演した俳優であることや、出演した作品で新鮮かつ優秀な演技をした者などが選出されている。
黒一色のシックなコーデで登場した吉沢。観客たちから「おめでとう!」の大合唱に「ありがとうございまーす!」と、笑顔で応え、場内には黄色い歓声で沸き返る。
「吉沢亮と申します。本日はこんなに素晴らしい賞を頂き、とても光栄に思っております。いや本当に、やっぱり、こういった賞を頂けるということは、すごく嬉しいことで。普段あまり……なんていうんですかね、賞をもらおうと思ってお芝居をしているわけではないんですけど、やっぱりこうやってたくさんの方に評価して頂いたっていう証を頂けるというのは本当に役者として大きな喜びだなと噛み締めております。これからもたくさんの方に、応援してくださる方々に感謝しつつ、もっともっとたくさんのみなさんにワクワクを届けられるような、吉沢亮の出ている作品なら観てみたいな!って、思って頂けるような役者になりたいなと思ってますので、これからも精進していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました」と、スピーチして一礼。
会場にはプレゼンターとして、吉沢が山田天陽(てんよう)役を演じた朝の連続テレビ小説『なつぞら』から、脚本を担当した大森寿美男氏も駆けつけることに。大森氏は「流れからしてヒロインの登壇ではなくてすいません(笑)」と、冗談めかして観客たちの心を掴むと、「吉沢さんに朝ドラで演じてもらった天陽くんというは北海道開拓使ながらひたむきに絵を描いている地味の極地にいるような人間でした。一見華やかに見える吉沢さんも、持ち前の役に対するひたむきな姿勢と、ストイックな表現力で、天陽くんの魅力と、俳優・吉沢亮の魅力を見事にドッキングさせてくれたというか結びつけてくれました。この役を通して、彼と出会えたことに感謝していますし、幸せに思います。これからますます大きなお仕事に挑戦していく俳優なので、その背中を見送れることも頼もしく、みなさんもこれからも温かく注目してほしいと思いますし、どうか頑張ってください。ありがとうございました」と、呼びかけ
さらに、『なつぞら』ヒロインの奥原なつ役を演じた広瀬すずからもビデオメッセージが。「天陽さ~ん!(笑)去年の『なつぞら』と舞台で共演させて頂いた広瀬すずです、ずっと朝ドラの現場で一緒だったので、なんか現場で会うことがなく逆に変な違和感を感じています。吉沢くんは、すごくコメディーもお芝居も器用に演じられていて、刺激をたくさん頂きました。体に気をつけてください」と、コメントが寄せられる。
そこで再び、吉沢にマイクが向けられると、「すずちゃんありがとう!嬉しいですね。今回の賞とかも、大森さんもそうですし、広瀬すずさんが“なっちゃん”じゃなかったら、たぶんこんな賞を頂けなかったんじゃないかなというくらいに、“なっちゃん”役の広瀬すずさんにも、脚本の大森先生にも大変お世話になったというか、大変お力を借りたな、支えて頂いたなという気持ちです。僕もこれからもっとすずちゃんとご一緒できるように、僕自身頑張っていきまーす。本当にありがとうございます」と、ひたすら感謝といった様子で締めくくっていた。
ほか、神木隆之介(26)、安藤サクラ(33)、横浜流星(23)、清原果耶(18)、橋本環奈(21)が新人賞を受賞したことから登壇となった。
※授賞式後の囲み会見の模様はこちら
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