お笑いコンビ『ハライチ』の岩井勇気、声優・津田健次郎、福山潤が11日、神奈川・パシフィコ横浜で開催された大型フェス『RADIO EXPO ~TBSラジオ万博2020~』2日目内でラジオ番組『ハライチ岩井勇気のアニニャン!』(TBSラジオ、火曜・午後9時~)公開収録ステージを開催し、多くのギャラリーが集まった。
『ハライチ岩井勇気のアニニャン!』は2018年4月から岩井をパーソナリティーに始まった番組。岩井はお笑い界きってのアニメ、アニソン好きということで、毎回さまざまなゲストの素を引き出したりとトークで楽しませている。今回のゲストとなった津田、福山ともに以前の放送にゲスト出演している。
午前10時30分という早めの時間ながらも、前方の席は埋まり立見のギャラリーが熱気を放つものに。会場内は本イベントのステージ以外にも2つステージがあることもあり岩井は、「めちゃくちゃ隣のステージの音量が干渉してますね」と、さっそくツッコみつつ、これが番組99回目の放送になることもぼそっとアナウンス。
そしてゲスト2人が登場し、津田が出てくるなり「ハライチのターン!」と、同局の別番組をコールして笑いを誘っていたが、福山がその話題を拾い、「僕はこの『アニニャン』を『ハライチのターン』から知りましたよ」とも。
ステージには長方形で中がくり抜かれているパネルが設置。このパネルはトークで“名言”が出た際に、このパネルからその名言を叫ぶということをするためのものと伝えられる。そこから、3人がお互いがお互いにかんする質問を投げかけるというコーナーへ。
まずは、福山から津田へ、『現場の俺うっとうしくないですか?』という質問が。津田はこれに「そうですね。たまに……」と忌憚なく話し、福山は焦るかと思いきや「たまになら上々な方かなって」と、むしろ胸をなでおろす姿が。続けて、津田は「ダジャレのスイッチは入ると止まらなくなっちゃうんじゃ」というと、岩井が「俺ですら思いますよ。(ダジャレ)多いなって」と、賛同。福山は「無駄撃ちが多いんですよ。それで打率は低いんですよ」と苦笑いしつつ、「(津田が)その会話に入ろうかとか迷ってますよね」と、しっかり細かいところまで津田のことを見ている感じがするコメントも飛び出す。
そのまま声優は噛むことがないのではというイメージで見られるという話題に移り福山は「声優が噛まないと思ったら大間違い!」と、そこはしっかりパネルの中に入ってイケボで伝えていた。
津田は福山の印象としてテンションが一定という話を展開していたところ「今気づきましたけど、ここにいるのは感情の起伏の少ない3人ですね」と、3人で笑い合う。さらに、恋愛モノの少女漫画を読んでそのなかで男女ともに両想いで気持ちがつながった瞬間のリアクションを3人がすることとなり、岩井の反応へ福山が「おばちゃんみたいになってる(笑)」と言わしめる声を出したり、津田は「おーよかったなー」と平常運転な反応だったり、福山に至ってはそんなシーンを目撃した瞬間に席を立ちその場をウロウロしてしまうという姿を見せ、福山いわく「感情の許容量オーバーしちゃうんです(苦笑)」だったりと、三者三様のリアクションで、観客たちの視線を釘付けにした。
2つ目のコーナーとしては、リスナーから送られてきた質問で声優あるあるを答えるもので、福山はパーティーでのガヤ声を録る際の声優たちは大体笑い声から入るという裏話や、アフレコで一旦休憩に入るとみんな咳払いをするという話。津田は台本をよく開くことから手先の脂分がなくなりページをめくりにくいといい「俺だけかな?指が、乾く」という言葉を福山リクエストで女性を口説くような感じの渋めのボイスで言って、ここばかりは会場の女性ファンで身悶える方も。
終盤には、番組が設定したテーマ、シチュエーションに合うセリフを募集するコーナー『ニャンフレーズ』で、もしも福山が警察官で津田が追われる悪者だったらというシチュエーションの劇も行われ、2人ともリスナーから送られてきた癖のあるキャラクターを熱演してみせていた。
なお、この模様は今月25日の番組で放送予定としている。