『第15回 全日本国民的美少女コンテスト』が8日、都内ホテルで開かれグランプリには京都府出身13歳の中学2年生・井本彩花(イモト・アヤカ)さんが輝いた。
大手芸能プロダクションのオスカープロモーションが1987年から開催している伝統のオーディション。今回は2014年から3年ぶりの開催で、8万150通の応募があり、一次の書類審査の合格者1036人の中から21人のファイナリストが最終審査に臨んだ。
21人はウォーキング、自己紹介、歌唱、演技、質疑応答の審査を受け、それぞれ個性的なアピールを見せる。グランプリに輝いた井本さんは、クラシックバレエを小学1年生のころから習っているといい「武井咲さんのような女優さんになること」を目標に挙げた。歌唱審査では緊張に負けたくないということでZARDの『負けないで』を歌い上げた。
そして審査が終了し、グランプリとして名前が読み上げられた井本さんは「こんな私がグランプリを獲れると思ってなかったので、とてもビックリしていますし、とても嬉しいです。本当にありがとうございました」と、あふれ出る涙をぬぐいながら、賞状や賞金300万円受け取り、司会からこの喜びを誰に伝えたいかと尋ねられ、「やっぱり家族です」と、はにかみながら応えた。
終了後のインタビューでは、「カメラマンさんたちのフラッシュを浴びて、私は本当に私を獲ったんだなって思いました」と、実感したそうだが、まだ夢見心地のような気分でもあるようで、直後に「やっぱり本当にまだ、私がグランプリなのかなって気持ちはあるんです。でも、すごい嬉しいですし本当に良かったです」と、コメントすることも。
今回、応募するきっかけとなったのは、「お母さんから応募してみたらと勧められて応募しました」といい、賞金の300万円の使いみちへは「お母さんに感謝しているので、お母さんにあげます」と、親孝行するようで、もし自分で使えるものがあったら「クラシックバレエのバレエ用品とか自分の欲しいものを買いたいです」と、自分磨きに使うようだった。
プライベートでは部活などには所属せずクラシックバレエをしているそうで、得意な教科は数学。体育や美術が苦手だそうで「私泳げないんです。マット運動は得意ですけど、本当に水泳だけはできなくて。もしそういう役が来たら頑張ります」とのこと。友人たちからは、名前で呼ばれているそうだが、「周りから『ちょっと抜けているね』と言われるんです。でも、自分が天然なのか自覚してなくて、どういうところが天然なのか分からなくて」と、天然キャラのようだった。
将来的には「武井咲さんのような女優になれるように頑張りたいです!」と、目標は決まっているようだが、武井を目の前で見てみて「きょうお会いして、すごい綺麗で感動しました。でもお話ができなくて」と、緊張したそう。もし共演することがあったら「武井さんは学校の先生で、私は生徒で授業を受けているような感じで」と、学園ものになりそうだった。
また、所属することになるオスカープロモーションは25歳まで恋愛禁止という鉄の掟もあるが、「好きな人とか気になる人がいないので、そんなに気にしてないです」という。そこで記者たちから「もし好きな人ができたら?」と少々意地悪な質問も飛んだが、「でも、25歳までは恋愛しません!」と、キッパリで報道陣をうならせていた。
■受賞者一覧
グランプリ:井本彩花(イモト・アヤカ)
モデル部門賞:谷口桃香(タニグチ・モモカ)
演技部門賞:伊丹彩華(イタミ・アヤカ)
音楽部門賞:藤田桜恵香(フジタ・サエカ)
グラビア賞:木下凜里乃(キノシタ・リリノ)
マルチメディア賞:竹内美南海(タケウチ・ミナミ)
審査員特別賞:玉田志織(タマダ・シオリ)、石井薫子(イシイ・カオルコ)