俳優・小池徹平(34)が今秋よりIHIステージアラウンド東京で上演予定のミュージカル『るろうに剣心 京都編』の主演を果たすことが13日、分かった。
漫画家・和月伸宏氏が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載していた漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』が原作。幕末の世に最強と恐れられた“人斬り抜刀斎”緋村剣心。明治維新後、剣心は<不殺(ころさず)の誓い>逆刃刀とともに放浪の剣客“流浪人”として旅をしていた。訪れた東京で仲間たちと出会い、大切な人を守るため、動乱の時代を生き抜いた剣心の新たな戦いを、過去を織り交ぜて描いている。
“るろ剣”という略称で親しまれている作品はこれまで、アニメ、ゲーム、小説、そして、実写映画などさまざまなメディアで展開されており、今年4月からは作品誕生25周年を記念した『るろうに剣心展』、同7、8月には実写映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の上映が決定しているなど、『るろうに剣心』イヤーとなっている。その締めくくりとして演出家・小池修一郎氏が演出を務めるとともに、新作として脚本を書き下ろしたミュージカル『るろうに剣心 京都編』を上演となった。小池氏といえば、16年に宝塚歌劇団 雪組が宝塚大劇場・東京宝塚劇場にて上演された浪漫活劇『るろうに剣心』を手掛け、18年には宝塚公演で成功を納めた早霧せいなが新橋演舞場・大阪松竹座にて再度、緋村剣心を演じ話題となったことでも知られている。
今回の話へ、小池は「『るろうに剣心』は、子供のころずっと読んでいた作品で、そのキャラクターと同じ格好をさせていただき、演じられることの喜びを感じています」と、来たときのことを振り返り、「キャラクターの魅力はもちろん、アクションシーンも見どころです。緋村剣心のゆるい部分と、戦っている時の男らしい部分の二面性も出せたらいいなと思っているので、自分の中でメリハリをつけて演じたいです」と、役作りへの気持ちを。
タッグを組む小池氏のことへは「演出の小池修一郎さんとは今回で2作目なのですが、小池先生からお話をいただいた時に、『体幹を鍛えておいてください!』と言われたので、相当動くハードな舞台になるかもしれません(笑)。今回の劇場となるIHIステージアラウンド東京は、何度も観に行ったことがあり、役者さんが舞台を走りまわっているのを観ていたので、僕自身も舞台に立ちたい、走りたいと思っていました。小池先生が、あの劇場をどう使って演出していくのかも楽しみです」と、動き回るものを予感させる。
そしてファンへ向け、「原作ファンのみなさんはもちろん、演劇が好きな方、ミュージカルが好きな方にも楽しんでいただけるよう、ステージをふんだんに使った、新しくて面白いエンターテインメントをみなさんにお届けできればと思っています。僕自身、殺陣など新しいチャレンジに全力でぶつかっていきますので、楽しみにしていてください。劇場でお待ちしています!」と、メッセージを寄せている。
一方、小池氏は「宝塚以外で『るろうに剣心』をやるなら誰?と問われて真っ先に思い浮かんだのは小池徹平である。原画そっくりの顔立ちで、小柄だが敏捷、しなやかだが鋼のように強い」と、起用への気持ちを。さらに「その徹平剣心が、今秋、遂にあの IHI ステージアラウンド東京に参上する。物語は多くの方からご要望のあった京都編。剣心と仲間たちが立ち向かう志々雄真実一派、そして四乃森蒼紫……血湧き肉踊る明治剣客活劇浪漫!乞うご期待!!」と、気合も十分といった姿を見せている。
ミュージカル『るろうに剣心 京都編』は2020年秋に東京・豊洲のIHI ステージアラウンド東京にて上演予定!
※記事内写真は(C)和月伸宏/集英社 photographer LESLIE KEE(SIGNO)
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