ジャニーズJr.で『宇宙Six』の江田剛、山本亮太、原嘉孝が7月11日より東京・サンシャイン劇場で上演がスタートする舞台『トムとディックとハリー』(演出:中屋敷法仁)で3兄弟役で出演することが28日、発表された。
イギリスが生んだ笑劇(ファルス)王レイ・クーニーと、その息子で喜劇の名手といわれたマイケル・クーニーの親子初の共作作品。
本作の出演に3人からもメッセージが寄せられることに。江田は「海外のファルスに挑戦させて頂くのは個人としては2回目で大変嬉しく思っています。ち密に計算された笑いそして個性豊かなキャラクター達数々の感動と笑いを生んできたこの作品をカンパニーのみなさんと力を合わせ、観に来てくださったみなさまをかつてないほどの笑い、そして感動の渦へ誘いたいと思います!」と、意気込みを。
山本は、「Tom, Dick and Harry トムとディックとハリーの主演を務めさせていただく『宇宙Six』のディック役の山本亮太です!どんな宇宙三兄弟パワーを発揮できるか楽しみです!!『宇宙Six』のすごさ、面白さ、それぞれの個性が少しでも伝わるように三兄弟で力を合わせて素晴らしく楽しい作品にしてみせます!!!とにかく期待してください!!」と、気合が入ったコメント。
そして、原からは、「個人的に、この作品のようなドタバタストーリーは次から次へと展開が変わるためワクワクが止まらなく、大好きです!!このような作品に『宇宙Six』のメンバーが3人も携われること、大変嬉しく思ってます!観ているお客さまからしたら、演じている側よりもっとワクワクするような作品になると思いますのでぜひたくさんの方にご来場いただきたいです!!」と、内容とともに話す。
一方、演出の中屋敷氏は、「ハートフルな家族愛と、痛烈な皮肉が入り乱れる、スリリングなコメディです。この劇世界を『宇宙 Six』の3人に思う存分かき乱してもらいたいです。奇妙な三兄弟の絶妙なチームワークにご期待ください!」と、伝えている。
舞台『トムとディックとハリー』東京公演は7月11日から19日までサンシャイン劇場にて、大阪公演は8月5日にサンケイホールブリーゼにて上演予定!
■あらすじ
ある朝。ロンドンに住むトム(江田)は妻と共にソワソワ、興奮と緊張の様子。それもそのはず、念願の養子を迎えるための最終関門、自宅での面接を行う適性審査員が間もなく我が家にやって来るのだ!
とそこに、トムの弟ディック(山本)が外出から帰ってくる。ディックはトムに借りていた車(バン)でフランスから帰国したところで、おみやげに大量のタバコと数箱のブランデーを持ち帰ったとのこと。これが法に触れるとは知らないディックは、売却すれば少しでも養子を迎える足しにできるだろう、とあくまで兄への協力のつもりらしい。余計なごたごたを避けたいトムは、とにかく荷物を全部二階の自分の部屋へ運び込め、とディックに言う。
そこへ末の弟ハリー(原)が訪ねてくる。彼も長兄の養子縁組に協力をしたくて、前々からトムが『持ち家だったら適性の面でプラスになるのに』とこぼしていたことに解答を持ってきた、と宣言する。近所で破格値
の不動産情報を見つけて、その理由が庭から殺人事件の死体が見つかったからだと知り、トムの家の庭からも死体が見つかれば大家さんが安く売ってくれるはずだ、という算段。ハリーは病院の雑役夫なので、解剖した後の死体が簡単に持ち出せる、と自信たっぷり。慌ててトムはハリーを追い返そうとするが、「じゃあ死体はどうする? もう庭に運んであるけど?」。
次から次へと巻き起こる騒動にトムは悪戦苦闘するが、事態はどんどん泥沼化していき……。
人のいい長兄トムと愛すべきならず者の次兄ディック、そして天才だが愚鈍なところのある末弟。次から次に巻き起こる騒動に、抱腹絶倒、爆笑の渦!