俳優・山田孝之(36)主演で、佐藤二朗(50)が原作・脚本・監督を務める映画『はるヲうるひと』(配給:AMGエンタテインメント)の公開が新型コロナウイルスの感染拡大防止および観客の健康と安全を第一に考え、公開を延期することを8日、製作委員会および配給のAMGエンタテインメントから発表した。
本作は佐藤が主宰する演劇ユニット『ちからわざ』にて2009年に初演。14年に再演された人気舞台で、今年5月15日公開予定で映画化を発表していた。主演の山田をはじめ、仲里依紗、今藤洋子、笹野鈴々音、駒林怜、太田善也、向井理、坂井真紀が出演し、佐藤も俳優としてもクレジットされている。
今回の事態に「今の時期だからこそ、負に打ち克つため、生き抜くため、必死に闘う男女を描いたこの映画を、たくさんの方々に観てほしかった。正直すごく悔しい」と無念さをにじませ、「僕らは今、新型コロナウイルスという大きな負に打ち克とうと、生き抜こうと、必死に闘っている。さほど遠くない先に、その闘いに僕らが勝利し、この映画をみなさんにお届けできる日が訪れるよう、心の底から願う」と、祈りを寄せている。
※記事内画像は(C)2020「はるヲうるひと」製作委員会