俳優・中川大志(21)が11日から発売されている『andGIRL 5月号』(エムオン・エンタテインメント)内の『andBOY』コーナーに初登場している。
近日公開予定の映画『砕け散るところを見せてあげる』(監督:SABU/配給:イオンエンターテイメント)を石井杏奈とW主演する中川。同作はライトノベル『とらドラ!』『ゴールデンタイム』でも知られる作家・竹宮ゆゆこ氏の同名小説が原作。正義感が強い普通の高校3年生・濱田清澄(中川)が高校1年生で学年一の嫌われ者の蔵本玻璃(石井)がいじめを受けている現場を目撃し、彼女を助ける。そのことをきっかけに、清澄は玻璃をいじめ問題から救おうとし、2人の心の距離も縮まっていくのだが、どんどん思いがけない方向に話が展開していくこととなり……という物語。
アラサー女子の印象を尋ねると、「人それぞれのよさがありますからね。ただ30歳前後って、洗練されてきてはいるんだろうなとは思います。社会に出て、20代前半からいろんな出会いや仕事の経験を積み、ある程度自分のことがわかってきたら必要なものを選び取るというか、必要なものだけを自然と残すというか。それは人付き合いだけではなく、自分の生活リズムや趣味、行動、思考なども含めて。まあそれも、全員がそうっていうわけでもなく、人それぞれだと思うんですけどね。どんどん大人っぽくなっていく人もいれば、若い世代と変わらずにワーッと一緒に騒げる人もいるから。ちなみに僕は、どちらかというと、一緒に騒げる人が楽しくて好きですね。だから、デートするにもかっちり計画するのではなく、ドライブしながら行き当たりばったりで楽しめるものがいいかな」と、イメージをさまざまに伝える。
ちなみに、自身は「基本的に、ずーっと少年です(笑)。でも特にワクワクしちゃうのは、大好きな釣りをしているときかな。海とか川の中って見えないから、針を沈めて何かかかったときに引き上げる瞬間がたまらない」と、“BOY”な部分も披露している。
映画の話題となり、SABU監督の作品に初参加となる中川は、「SABUさんが生み出す作品はいつでも常識にとらわれず、観ている側の固定観念をぶっ壊されるので、ある意味混乱させられるところがすごく魅力的だと思っていました」と、以前から興味を持っており喜んでいたのだとか。
しかし、SABU監督といえば、長回しが有名だそうで、今作でも台本10P以上もあるシーンを、長回しワンカットで撮るのは当たり前だったのだとか。「玻璃がいじめられてトイレの個室に閉じ込められたときに、清澄が隣の個室の壁をよじ登って壁にぶら下がりながら玻璃を励ましたり助けたりするシーンがあるんですが、それもワンカットでした。本当は見えないところに、立てる台を用意してくださっていたんですが、それを使うと、まさに立ってる感じになっちゃってリアルじゃない。だから実際に何十分もぶら下がってお芝居をしたんですが、終わって降りたら、両脇の下が大きく内出血して紫色になっていました。でも、長回しワンカットは、喋っていないときの呼吸や間がリアルに映るから、芝居が丸裸になるんです。余計な小細工をすると、すぐにバレちゃうんですよね」とよりリアルに近づけるような演技にしていたそうだ。
『andGIRL 5月号』は700円(税込)で発売中!