『2017 神宮外苑花火大会』が20日、東京・神宮球場周辺で開かれ打ち上げ花火とアーティスト陣の熱気あふれるパフォーマンスに観客たちは酔いしれる一夜となった。
1980年から毎年8月に神宮球場周辺で開催される花火大会で、今年で38回目。東京の夏を彩る風物詩として知られ、近隣エリアの見物人数も含めると100万人が観覧しているともいわれている。豪華アーティスト陣が花火打ち上げ前にライブを開催することでも有名で、花火とライブが同時に楽しめ、親しまれているイベントだ。
オープニングアクトの後、ゲストアーティストパートとなり、“ブリグリ”ことバンド『the brilliant green』が登場。ブリグリは本花火大会で久々の活動再開となったが、そのブランクを感じさせない『冷たい花』、『そのスピードで』など4曲をパフォーマンス!ボーカルの川瀬智子はMCで「『the brilliant green』って暗い曲しかなくってちょっと申し訳ないなって(苦笑)。私、一発目で冷めさせてもらってどんどん盛り上がっていく構成になっているので、みんな不安に思わないでください」と、冗談交じりに語り、逆にファンからは声援が飛ぶという一幕もあった。
続けて登場したのはmiwa。元気いっぱいといった感じでステージに飛び出してくると『君に出会えたから』で観客たちとタオルを振り回して楽しむステージングから。そのままアップテンポな『シャイニー』へと流れた。
MCでmiwaは「球場で歌うのが初めてですごく感動しています!毎年楽しみにしているので、まさか自分が歌う日が来るなんてと思っています!」と、感激していたのだとか。しかも、今回神宮外苑花火大会は38回目ということにも縁を感じているそうで、「私、miwaは“38(miwa)”と書いているので運命を感じています」と、楽しげにほほ笑み『ヒカリへ』まで5曲でパワフルなステージングで魅せた。
そして神宮球場のトリで登場したのは大黒摩季。アトランタオリンピックのNHKテーマソングでも知られる『熱くなれ』の“~album version~”で一気に場内のテンションを最高潮に叩き込むと、代表曲『あなただけ見つめてる』や『いちばん近くにいてね』など、観客たちと一緒になって手を振ったりとパワフルで一体感あるパフォーマンス!
そのラストは『ら・ら・ら』となったが、ここまで出演したアーティストらが総出演。しかもmiwaはギターを担当するという、この場でしか見られない豪華コラボで、アーティスト&観客ともに熱狂!しかも、熱が入りすぎてしまい、花火打ち上げ開始約20秒前に演奏が終了とギリギリまで楽しませるものとなっていた。
そして午後7時30分、アーティストたちのカウントダウン後、約1時間にわたり1万2000発の花火が打ち上がり、都心の空を花火が彩った。
その後はアーティスト・DAOKOが浴衣姿で登場。アニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の挿入歌『Forever Friends』と、同作主題歌で米津玄師とコラボした楽曲『打上花火』を雰囲気たっぷりに歌い上げ、イベントの終演を告げていた。
◯the brilliant green
M1:冷たい花
M2:Stand by me
M3:そのスピードで
M4:There will be love there-愛のある場所-
◯miwa
M1:君に出会えたから
M2:シャイニー
M3:ストレスフリー
M4:chAngE or Faith
M5:ヒカリへ
◯大黒摩季
M1:熱くなれ~album version~
M2:チョット
M3:あなただけ見つめてる
M4:Lie,Lie,Lie
M5:夏が来る
M6:いちばん近くにいてね
M7:ら・ら・ら