元『NEWS』手越祐也(32)が23日、都内で緊急記者会見を開催。会見中、『NEWS』現メンバーの小山慶一郎(36)、加藤シゲアキ(32)、増田貴久(33)とのやりとりや思いを明かす瞬間も度々見られた。
会見冒頭では、「僕が一番最初に伝えたかったことは、今まで一緒に2002年にジャニーズ事務所入りしてから切磋琢磨して『NEWS』という船で戦ってきてくれたメンバー。そして最初9人という門出から始まったわけですけど、いろんなことが『NEWS』にはありまして、ご存じのように僕がジャニーズ事務所を退所するまでは4人、過半数を切った形で活動していまして、僕は、今まで仕事をしてきてくださった方ならわかると思いますけど、嘘がつけないので、思っていないことを言うこともできないし、誰かにゴマをすることもできないので、好きなものは好き、守るものは守るというスタイルで僕はやってきているので。まずは『NEWS』、そして『NEWS』を支えてくださったファン。『(世界の果てまで)イッテQ!』だったり、サッカー番組だったり、力を貸してくださったスタッフのみなさんに、心からの感謝を伝えたいですし、僕はいまだにジャニーズ事務所、そして『NEWS』、そして『NEWS』ファンのことは、心から大好きです。メンバーとの間になにかトラブルがあったことは1ミリもございませんし、もっと言うとジャニーズ事務所との間に大きなトラブルがあったというわけでもございません」と、説明。
『NEWS』というグループについては、「ジャニーズ事務所はもちろんですけど『NEWS』というグループが大好きです。今でも家では、『NEWS』のツアーTシャツを着ています。『NEWS』はもちろんだけど、ほかの、増田貴久、加藤シゲアキ、小山慶一郎という僕は最高の戦友のことは心から今でも大好きです。自分の夢だったかもしれないけど、裏切られたと思うファンの子もいるかもしれないし、傷つけられたと思うファンの子たちもいると思うし、そういう子たちへの愛や、事務所の方々への恩・情というのははっきり物事を言う僕ですけど、かなり深くあります」。さらに、「正直、きのう、おとといの夜も『NEWS』のライブDVDを観て過ごしていたし」とも。
当初、『NEWS』によるライブツアー『NEWS LIVE TOUR 2020 STORY』が終わったタイミングで退社をと思っていたという手越は、3月の静岡でゲネプロを行った後に、「メンバー4人きりで楽屋で話しました。『「NEWS」も大好きだし、ファンも大好きだけど、この「STORY」が終わったタイミングで、僕、手越祐也は次の夢に向かって進んでいこうと思ってる』と伝えたことに対して、もちろん3人の反応は『手越の夢を思っている気持ちも分かる。でも、俺らは手越祐也とやっていきたい』という熱い言葉をかけてくれて、本当にメンバーには感謝しかないし、愛を感じたんです」と、エピソードを披露。
それでも退所という決断になったことへ、「俺一人の人間として、ここで勝負しないと、『NEWS』は新しいチャレンジが始まると思ったんです。そのチャレンジに片足を突っ込んでからやめるというのは、メンバーにもファンにも、スタッフのみなさまにも迷惑がかかるから、自分が最善のメンバーで迷惑をかけないタイミングをと考えたときにツアーが終わってからと考えていました」。
その後、ジャニーズ事務所側から弁護士をつけてほしいという話となり、弁護士同士のやりとりに入り、第三者への口外が禁止となってしまったため、以降は退社までメンバーとの連絡を取れない状況になったという。それだけに「メンバーもこの会見までの今までの流れは聞いていないと思うんです。この会見が終わった後に、実際にしっかり会って話したいと思っています。僕、大事なことっていうのはしっかり目を見て話をすることだと思っているので。退所してLINEとかメールでのやりとりは失礼だと思うので絶対に会って話したいと思っているんです」と、メンバーたちの状況を交えて説明。
そんなさなか、「2日、3日前にメンバーの小山慶一郎から長文のLINEをもらって。彼が書いてくれた熱い内容(の詳細)については、伏せますけど、『今までありがとうな』と。『俺らも手越のことを応援してるから「NEWS」のファンでいつまでもいてな』という連絡をもらって、僕は心がはち切れるような思いでそのLINEを読みました。僕はいまだに『NEWS』が大好きですし、『NEWS』を離れた形にはなりましたけど、1番『NEWS』の歴史も知ってるし。本当は春からあるはずだったライブももし仮にあったら観に行かせてくれと。俺はみんなと一緒の空間にいたいというLINEは何通かして。落ち着いたら、ほかのメンバーの加藤と増田には俺から伝えさせてもらうねと。できれば4人で食事でも会議室でも久々に飲むでもそういうものをしたいと考えていると小山さんにはさせてもらいました。会見が終わったタイミングで2人にも話をしたいと思っています」と、現在の心境を語った。
記者から思い残すところはないかとの質問も上がったが、「正直たくさんあります。僕がたとえば『NEWS』とメンバーと、ジャニーズ事務所が嫌いで退所したならもしかしたらすっきりしたと思うんです。でも、僕は今でもジャニーズ事務所も大好きですし、『NEWS』も大好きですし、メンバーのことも本当に家族であり戦友だと勝手に思っています。ツアーは絶対に完走したいと思っていました」と、『NEWS』への思いを。
そんな現メンバーたちからはファンへ向けて謝罪もしている。このことを質問されると「事務所は事務所でアドバイスしているとは思うんですけど、僕としてはやっぱり3人が謝るのは心が痛かったです」と、心情を明かしたり「こんな破天荒な僕を軌道修正してくれたり、支えてくれたというのは間違いなくメンバーの3人なので、これまでも、これからも感謝しています。僕がこの先のステップで結果を出さないと逆に失礼だと思っているので、3人には会う機会を設けて、伝えたいなと思っています」と、話した。
『NEWS』のファンへは「『NEWS』って本当に大きくて温かい大きな箱なんですよね。『NEWS』のファンっていままでいろんなことを乗り越えてきてくれた、ファンの子たちなので、本当に温かいし、本当に強いし、いろんなインタビューで答えてきましたけど、僕は『NEWS』を応援してくれたファンは誇りで、絶対に負けないと思っていたんです。いろんなライブを取材しているライターの方と話すと、みんなが声を出して応援してくれると、僕らのファンは素晴らしいといまでも思っています」と、実感を込めた。