女優・伊藤沙莉(いとう・さいり、26)が『第57回ギャラクシー賞』テレビ部門個人賞受賞し、受賞の喜びのコメントが2日、放送批評懇談会公式You Tubeで配信された。
伊藤は、アニメ『映像研には手を出すな!』では特徴的なハスキーボイスを活かし、主人公・浅草みどりというキャラクターの魅力を引き出す声の演技。さらに、ドラマ『これは経費で落ちません!』(NHK)では、ヒロインをときに振り回し、ときに支える職場の同僚役を好演。『ペンション・恋は桃色』で演じた父親と2人でペンションを営む娘・ハル役の、わかりやすく喜怒哀楽を表に出すのではなく、ふとした表情で気持ちの揺れを伝える豊かな感情表現で魅せた。
さらには、『全裸監督』(Netflix)でのAV撮影現場で紅一点として働くメイクさん役、ドキュメンタリー作品『反骨の考古学者 ROKUJI』のドラマパートの好演など、主役・脇役のどちらもこなせる女優として存在感を増している。
伊藤は動画にて本賞のトロフィーに当たる『バードマン』を胸に抱えながら、「このたびは第57回ギャラクシー賞個人賞を受賞させていただき、本当にありがとうございます。本当に大変うれしく光栄に思っております」と、笑顔。
自身の女優業へ、「昔、先輩の素敵な役者さんに『頑張っていればいつか誰かが見つけてくれるしどこかで誰かが見てるから』っていう言葉を頂いたことがありまして、その言葉をいま本当に心から噛み締めております。同時にまた素敵な役者さんから『頑張らなくていい、そのままでいけばいい』という言葉を頂きまして。その言葉もすごく大事にしているので、私はこれからもマイペースに、自分のペースで頑張っていきたいと思います」と、エピソードとともにこれからの抱負も。
そして、「なにより周りの支えてくださっている方々への感謝も絶対に忘れずに、これからますます日々精進していけたらいいなと思います。本当にありがとうございました」と、メッセージを寄せた。