俳優・井上芳雄がホストを務める今月25日放送の特別番組『僕らのミュージカル・ソング2020』(WOWOW)第二夜。同番組内で井上とゲストの中川晃教がミュージカル『モーツァルト!』より『影を逃がれて』のパフォーマンスをすることが23日、発表となった。
番組はミュージカル界のトップスターの井上がホストを務め、“今だからこそ聴きたいミュージカル・ソング”をテーマに6・7月にわたりWOWOWが届ける特別番組。第二夜には、ミュージカル『四月は君の嘘』から小関裕太、木村達成、生田絵梨花、『ジャージー・ボーイズ』から中川、藤岡正明、矢崎広、spi、『ダディ・ロング・レッグズ』から坂本真綾がゲストとなる。
今回、井上と中川による『影を逃がれて』の披露はテレビ初で、番組の事前企画として行われたリクエスト投票第1位となり実現となった。
井上は、ゲストらへ、「第一夜から約1ヶ月経ち、劇場の再開などのいいお知らせも増え、まだまだ日々状況は安定しませんが、少しずつ希望が見えてきた中でのパフォーマンスとトークができました。普段から仲がいいアッキー(中川晃教)と真綾さんとデュエットさせて頂いたのですが、アッキーとあの曲を歌えたのは感慨深く、そして普段はあまりテレビ出演されない真綾さんが来てくださって、本当に嬉しかったです」と、喜びを噛みしめる。
さらに、番組では井上が『Corner of the Sky』(『ピピン』より)、『愛した日々に悔いはない』(『コーラスライン』より)のソロ歌唱も決定。このことへ、「今回ソロで『愛した日々に悔いはない』という『コーラスライン』の曲を歌わせて頂きました。これはもし舞台を去らなくてはいけなくなったとしても、“本当に好きな仕事だからこそ、努力が報われなくても悔いはない”と歌う曲なんです。今この曲が僕にはすごく沁みるんですよ。苦しい状況や不安を抱えている仲間たちと励ましあい、一緒に1歩ずつでも前進して行きたいという思いを込めて歌いました。第二夜も多くの方に楽しんで頂けることを心から願っています」と、メッセージを寄せている。
一方、中川は、「『モーツァルト!』という演目はクラシックな要素もありながら、ポップス、ロックな要素を兼ね備えた演目なんです。今回披露した『影を逃がれて』は本来はソロの曲。モーツァルトの苦悩が描かれた曲だと僕は思っています。情熱がほとばしったような真っ赤な炎と地を這うような青い炎、激しさとは真逆の冷ややかな深い声が必要なんだなと今日芳雄さんと声を合わせて初めてわかりました。この2人だからこその唯一無二のハーモニー!さすが僕たち!!(笑)2002年の初演からオリジナルキャストとして演じてきた同志、芳雄さんとのデュエットを皆さんにぜひ聞いて頂きたいです」と、自画自賛とともにアピールしている。
また、第73回トニー賞ミュージカル作品賞を受賞した『ハデスタウン』の主演リーヴ・カーニーと、本作と『ミス・サイゴン』で2度のトニー賞ミュージカル主演女優賞ノミネートのエヴァ・ノブルザダのリモート出演も決定となった。
『僕らのミュージカル・ソング2020』第二夜は25日午後9時よりWOWOWプライムにて放送予定!
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■リーヴ・カーニー&エヴァ・ノブルザダからのコメント
初めて大陸を超えてみなさんにお届けできることを嬉しく思っています。
本当は日本に伺いたいのですが、このパフォーマンスをきっかけに、次回は日本でお会いできるといいなと思います。
みなさんが私たちの歌を楽しんでくれると嬉しいです。