お笑いコンビ『EXIT』の兼近大樹(29)が11月6日より公開予定の映画『十二単衣を着た悪魔』(監督:黒木瞳/配給:キノフィルムズ)に出演していることが11日、発表された。
本作は脚本家・小説家の内館牧子が「源氏物語」を題材に、奔放で強い女性によって成長していく青年の姿を描いた長編小説『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』を元に実写化した作品。これまでに、就職試験59連敗中の実家暮らしのフリーター・伊藤雷役を主演する伊藤健太郎をはじめ三吉彩花、伊藤沙莉、ラサール石井、戸田菜穂、伊勢谷友介、山村紅葉、笹野高史、田中偉登、細田佳央太、沖門和玖の出演が発表されていた。
兼近は、主人公・雷の派遣先の展示場の設営責任者を演じることとなり、本作で映画初出演。今回の出演へ、「この度、『十二単衣を着た悪魔』で暴れまわる事が決まりました『EXIT』兼近です。兼近はチャラ男ではない役を演じているので新しい面を楽しんでくれたらバイブスいとあがりけり。パリピ集まってチャラいアウター12枚重ね着して、るっきんぐふぉーえばーしたいと思い仕る。よろたのふぃーばー!」と、メッセージを寄せている。
ほかにも、伊藤家と親しい近所のオバサン・山下元子(通称“ヤマンバ”)役をLiLiCo、雷が派遣先の展示場で世話になる派遣リーダー・木村に村井良大、藤壺女御と桐壺更衣を演じる二卵性双生児MIOとYAE、光源氏に恋い焦がれる六条御息所役を手塚真生が演じることも明かされた。
映画『十二単衣を着た悪魔』は11月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開予定!
■キャストコメント
○LiLiCo
黒木瞳さんの監督作品で取材をさせていただいたときに、インタビューが終わって突然声を掛けられ「ぴったりな役がある」と…本当にびっくりしました!ヤマンバは衣装が普段のわたしの服に似ていて、お話好きも私と同じ。似ているからか、逆に難しかったです。いっぱい迷いましたが、監督が優しくリラックスさせてくださって、感謝しています。順番に撮影したので出演シーンの間はかなり空きましたが、そのお陰で伊藤健太郎くんの役の中での成長が手に取るようにわかり、感動しました。
○村井良大
今回 バイトリーダー 木村役で出演させていただきました村井良大です。黒木瞳監督の現場はとても明るくエネルギッシュでお芝居を創るクリエイティブな現場として、心地良い場所でした。そして、監督が非常に楽しそうに演出を付けてくださるので、楽しくお芝居する事ができました。先日一足お先に完成品を観させていただいたのですが、たくさん笑い、さまざまな登場人物に感情移入し心が温かくなりました。是非皆様に観ていただきたい、明るく優しい作品となっていると思います。
○MIO
『十二単衣を着た悪魔』に出演致します。MIO です。出演が決まった時は、どきどきとわくわくで夢のようでした。監督の黒木瞳さんをはじめ、素敵なスタッフ、キャストのみなさまとじっくり撮影することができ、私にとってとても大切な作品になりました。すべての描写が美しく、最後まで美しいです。ぜひ、劇場でご覧ください!
○YAE
『十二単衣を着た悪魔』に出演致します。YAEです。豪華なキャスト・スタッフのみなさまと素敵な作品に携われること、とても光栄です。ドキドキしております。私達は双子でキャスティングして頂いたので、どのような形で登場するのか楽しみにしていてください!美しくて素敵な映画、ぜひご覧ください!
○手塚真生
芝居は呼吸!気持ちはどこいった! と、監督の声が聞こえてきます。オーディションのとき、本番前、どの現場にいても、あれからずっと、監督が横にいるのです。六条御息所が源氏を思う心、ついつい側にいってしまうように、わたしも六条に寄り添えたのではないかと思います。恍惚とした美しさが目標でした。果たして…気持ちは時空を越える! みなさま、ぜひお楽しみください!
※記事内画像は(C)2019「十二単衣を着た悪魔」フィルムパートナー