歌手・氷川きよし(42)が20日、都内で開かれた『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’19/第25回AMDアワード』授賞式に登場した。
コンテンツ分野で活躍するプレーヤーの支援、コンテンツ分野におけるビジネス環境の整備、新たな配信メディアの開拓など、コンテンツビジネスの発展に向けた多様な取り組みの一環として表彰するものとなっている。氷川はTVアニメ『ドラゴンボール超』の世界観を表現した楽曲『限界突破×サバイバー』が同賞の優秀賞を受賞。さらに会場では本作が『AMD理事長賞』を受賞したことも発表となった。
白で統一されたコーデで登壇した氷川。「このような素晴らしい賞を頂きまして、感謝の気持ちでいっぱいでござEいます」と受賞へお礼。
「昨年スタッフの方から、Twitterでこの『限界突破×サバイバー』がバズってるというふうに聞きまして。状況が分からなくて、『なんですか、ズバッてるって!?』というくらい、あまり良くわからなかったのですが、ずいぶん多くのみなさまが『限界突破×サバイバー』を好きになってくださって、新しい氷川きよしのドアを開けれたような気持ちで、自分の個性とか、持っているものを表現して、自由に音楽を楽しんでいきたいなという気持ちになりました。また、これからも、氷川きよしらしく輝いて歌っていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました」と、スピーチした。
その後、氷川が記者との質疑応答を開催。『総務大臣賞』は『AI 美空ひばり』が受賞したが、美空ひばりさんといえば、所属レーベルの大先輩に当たるだけに「ひばりさんと一緒に今回受賞できて、ご健在だったらどういうお話できたかなと想像して、ひばりさんならどいうおっしゃるかなとか考えるんです。(2019年にリリースされた)『あれから』という曲も好きで、随分聴かせて頂きましたし、今度カバーもさせて頂きたいなと思っていて。『頑張りましたね』『見てますよ』というセリフはひばりさんに言ってもらえると嬉しいなと思って。素晴らしいひばりさんの『あれから』と、『限界突破×サバイバー』を歌わせて頂いてありがたいですね」と、噛みしめるように語る。
さらに、同楽曲へ「20年間、自分の型にはめて、そこからはみ出さないように表現していかないといけないと思っていたんですけど、話題に取り上げてくださって自分の生き方とか、個性とかをこれからの人生出していきたいなと思って。誰でもなく自分を生きるということを『限界突破×サバイバー』で学ばせてもらって、それぞれ個性を大事に輝ける時代になるといいなと思いますね」と、あらためて気持ちを語った。
そこで今後“限界突破”したいことへ、「演歌歌手というカテゴライズのなかではできないことをしたから、音楽もファッションも好きだし、年齢も年齢なんで、努力して、美しく綺麗に輝いていたいです。毎日のトレーニングは実るので、メンテナンスも忘れずに、清潔感を持った美しさということを大切にしていければ」と、抱負を語っていた。
新型コロナウイルスの影響による自粛期間には、「家でご飯を作って。コンサートもできないし、ファンのみなさんはお元気かなとか考える時間ができて。自分を見つめる時間にもなって、自分ってなんだろうって。自分を生きていきたいという思いが段々強くなってきて。自分を生きてあげたい、自分にウソを付く生き方をしないようにしたいなとか、人にウソをつく生き方よりも素直な気持ちでまっすぐ生きていきたいなとかすごく考えました」と、振り返っていた。
■受賞一覧
○江並直美賞(新人賞):Cognite 株式会社 チーフソリューションアーキテクト・CTO JAPAN 草薙明彦氏
○功労賞:細野晴臣氏
○優秀賞
・インターネット上の海賊版に対する総合的な対策メニュー及び工程表:内閣府/警察庁/総務省/法務省/文部科学省/経済産業省
・うんこミュージアム:株式会社アカツキライブエンターテインメント/株式会社カヤック
・AI 美空ひばり:日本放送協会(NHK)/ヤマハ株式会社/株式会社ひばりプロダクション/秋元
・鬼滅の刃:株式会社集英社/株式会社アニプレックス/ユーフォーテーブル有限会社
・限界突破×サバイバー:氷川きよし
・ゼスプリ キウイブラザーズ アゲリシャスキャンペーン:ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社/株式会社電通/株式会社 AOI Pro. /株式会社プラグ
・全裸監督:Netflix
・天気の子:新海誠監督/株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム/東宝株式会社/STORY 株式会社
・ドラゴンクエストウォーク:株式会社スクウェア・エニックス
・ラグビーワールドカップ 2019放送プロジェクト:日本放送協会(NHK)/日本テレビ放送網株式会社