俳優・要潤(39)、女優・奥菜恵(41)が16日、東京・明治神宮会館で開催された『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020』(SSFF & ASIA 2020)オープニングセレモニーのARUHIアワード大賞受賞作品によるショートフィルム『おたんじょうびおめでとう』完成発表のためたかひろや監督らとともに登壇した。
短編小説公募プロジェクト『ブックショート』が、国内最大手の住宅ローン専門金融機関アルヒ株式会社とコラボレーションし、①大切な「ある日」、②新しい生活、③マイホームをテーマに7000字以内の短編小説を募集する『ARUHIアワード』を開催。564作品の中から選ばれた『ARUHIアワード』大賞受賞作品をショートフィルム化したものが『おたんじょうびおめでとう』となる。作品内で要は父親役、奥菜が母親役を演じている。
ブラックスーツ姿の要は、本作の脚本を読んだときの感想へ、「心温まる脚本なんですけど、日常の些細な感情、見逃しがちな感情を切り取ったもので、自分もこうだよなと思うとともに、できていない部分もあるよなと思いました」と、感じ入ったそうで、撮影では「監督とも現場で、日常の何気ない1言ずつのセリフを大切に演じさせて頂きました」という。
一方、要について奥菜は「本当に安心感しかなかったですね。共演は何度かさせて頂いていたんですけど、夫婦しての共演は初めてで。マイペースで、明るいし、優しいし、現場を和ませてくれる方なので、安心してリラックスして撮影に参加させて頂きました」と、信頼を示していた。
作品を観る方へ、要は「タイトルは一体、誰のお誕生日なんだろうというのがみなさんのなかにクエスチョンマークがあなると思います。それは意外なものでして、最後の最後までいろんな要素が入っていて、見飽きない作品だと思います」と、アピール。
奥菜は「いまコロナで大変な時期で、本当に私自身も会いたい人に気軽に会えない状況です。そういう中での作品でして、当たり前の日常の中にあるささやかな小さな幸せのありがたみを感じる日々ですけど、この作品を通しても、人とのぬくもりを多くの方にお届けできればいいなと思っています」と、アピールしていた。