アイドルグループ『ふぉ~ゆ~』の福田悠太、辰巳雄大、松崎祐介、越岡裕貴、俳優・前野朋哉、ジャニーズJr.の野澤祐樹、女優・三倉佳奈が31日、東京・大手町の日経ホールで舞台『放課後の厨房男子 まかない飯とShall we dance?篇』(演出:小林顕作)公開ゲネプロを開いた。
『ふぉ~ゆ~』主演の舞台『放課後の厨房男子』第3弾!キャストも第1弾からのおなじみのメンバーたちがそろうものとなっている。
ゲネプロでは、第1弾と第2弾を歌やダンスで振り返っていたが、本編に入ってからもキャスト陣がテンション高く演技し、歌って踊って料理する姿が。途中には“キング・オブ・ポップ”な人物風の楽曲や振付などもあったりとコミカル要素も加え笑いを誘うことも。
約2時間の熱演ぶりに、カーテンコールのころには全員汗が額に光るほどの熱量を見せていた。終演後には本作で舞台『放課後の厨房男子』完結作になることをアナウンスしていた。
終演後には会見が行われ福田、辰巳、越岡、松崎、そして演出の小林氏が記者に対応。3年目してこれがファイナルとなるこのシリーズについて聞かれると、福田は「ええ、さみしいですか?」と記者に逆質問!辰巳は「高校生を演じられる場がなくなっちゃうんじゃないかというさみしさがありますね」としんみりモードになりかけたが「あ、今日がハロウィンだから(高校生姿の)仮装をしているわけじゃないですから!ちゃんと高校生として演技させていただいていますから!」と、笑顔を見せた。
初日を迎えるにあたっての心境へ「毎日この芝居をやるのは疲れる。しんどい(笑)」と福田が冗談半分で本音を口にする。越岡は「このご時世で観に来てくださるんだから、僕たちのパワーを無茶苦茶届けたいと思っています。早く芝居を見せたいという気持ちでいっぱいです」、辰巳は「コロナ禍で舞台が中止になっていますが、そんな中でこれが(コロナ)自粛後一発目の舞台となります。だから個人的にも気合入っています」。松崎は「こうして4人でステージに立つのは初なので」とボケると「それってまるで『ふぉ~ゆ~』の初舞台みたいだぞ」と、ほかメンバーからツッコミが飛ぶ。あらためて松崎は「毎日舞台に立てる喜びを感じながら最後までやりきりたい」と気合を入れていた。
ほぼ同じ顔触れでシーズン1から上演してきた本シリーズへ辰巳は「もう家族みたいです。会った瞬間即本番ができるんじゃないかと思うくらい」といい、「顕作さんの“戦術”の理解度がみんな高いんです」と、以心伝心な状況なのだとか。すると小林氏は「タツミン(辰巳)が一番理解していて3人やみんなに伝えていた」と、辰巳の活躍ぶりを伝えることも。
ちなみ、松崎のメイクがいつもと違う、という指摘から「こいつ、今日一番早く楽屋入りして髪を切ってた」と辰巳。すると松崎は「切りたてホヤホヤです。触ってみますか?」と、記者たちにアピールし笑いを誘うことも。
「今回(三倉)佳奈ちゃんが初出演なのにマスクしてけいこしていると(三倉)茉奈ちゃんなんじゃないか?と勘違いしてしまう」と小林氏が稽古中の出来事を振り返ると、2人の違いについて話が盛り上がる。福田は「まず、名前が違う」とボケると立て続けに「佳奈ちゃんのほうがちょっとセクシー」「佳奈ちゃんのほうがダンスがちょっと上手」と次々に違いがあがり、最後は松崎が「わからなくなるよね。『あれ?茉奈かな(佳奈)?』って」とワチャワチャと盛り上がる姿が。
あらためて今回の公演でファイナルという話題に戻り「どうしたらさらに続けていけるのか」という話に。小林氏は「この人たちをほおっておいていいんですか?とニッポン放送さんに菓子折り持参で言いにいこうか」と、笑うと、辰巳が「もうみんな家族みたいですし、顕作さんが作る新喜劇みたいだからストーリーが変わっても続けていけるんじゃないかな?」と、小林氏へついていく様子を見せていた。
最後に「いつ見ても面白い作品。ぜひ劇場に観に来てほしい」(越岡)、「11月3日は生配信されます。“おうちで厨房男子”はいかがでしょう?」(福田)、「こんな状況で劇場に観に来てくださるという判断をしてくださった方には劇場で、また観にこないという決断をしてくださった方には配信で。どんな形でも『厨房男子』を楽しんでいただきたい」(辰巳)、「この作品はお客さんが来てくださることで最終的に成立するのかなと思っています。一人でも多くの方に笑っていただきたい」(松崎)とそれぞれメッセージを寄せていた。
舞台『放課後の厨房男子 まかない飯とShall we dance?篇』は31日から11月4日まで日経ホールにて、11月6日から同8日まで大阪・松下IMPホールにて、11月18日から同29日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演予定!