ミュージカル『5 Guys Shakespeare Act1:[HAMLET]』(脚本・演出:松崎史也)が19日、東京・品川プリンスホテル ステラボールで開幕した。
ウィリアム・シェイクスピア四大悲劇の名作『ハムレット』を大胆アレンジ!5人の男性キャストのみで上演。ヒロイン、オフィーリアをはじめとした女性役もすべて、男性キャストが務め、さらに1人のキャストが数々の登場人物を演じ分け、それぞれの個性をぶつけ合いつつ5人のチームワークを武器に物語を展開するという挑戦的な舞台となる。
初日を迎えたことに、5人のキャストそれぞれからコメントが寄せられた。
●岡宮来夢
無事幕が開くことが本当に嬉しいです。これまで支えてくださった全ての皆様に感謝
です。
見どころは全部です!
お芝居も歌も殺陣もその他の演出も全て凄いです。
僕がハムレットでいるために、先輩方がそれぞれ任されている「役目」にも注目して
いただきたいです。本当に支えていただいています。
400年前に作られたこのハムレットはたくさんの解釈がある作品です。
これが僕たちのハムレットだと自信を持ってみなさまにお届けします。それがどう届くのか楽しみだし凄くドキドキしています。
熱く繊細に演じます。
上演をお楽しみにお待ちください!
●立花裕大
まずは無事に公演できることを心から嬉しく思います。
こんな素敵なキャスト、スタッフさん達に囲まれて本当に毎日楽しく勉強になる稽古
でした。
我々が作ってきたハムレットという作品のお芝居、解釈、舞台上で起きる様々な出来
事を是非皆さんに観ていただきたいです!
見どころとしては 5 人で奏でるクインテット。ハムレット以外は役を交換しながら進
んでいく様子。どのように役を渡し、引き継ぐのか、内容以外にもそんなところも注
目していただけると嬉しいです。
それではぜひお楽しみに!よろしくお願いします!
●橋本真一
とても緻密に、そして繊細に1つ1つを積み重ねて完成させる作品。
けいこを終えて、僕がこの作品に抱く印象です。
役と役者。板の上と板の下。芸術。哲学。
いろんな要素や世界が混じり合っているからこそ、少しでも何かを掛け違えると壊れて
しまう。そんな作品です。
出演者全員が1秒たりとも集中を切らせない時間/空間という、とても張り詰めた緊張
感の中に居ることは、俳優として怖さと楽しさが共存する不思議な感覚です。
お客さまもきっと、その感覚に近い何かを感じてくださるのではないかと思います。
5Gハムレットの世界を僕達俳優と一緒に体感し、楽しんでいただければと思います。
●法月康平
5人だけで全ての役を演じ紡いでいく今回ですが、ここまで己の技量を発揮できる舞
台もなかなかありません。
色とりどりな衣装や、光と闇を表現した楽曲や振付、見どころはさまざまです。
何より5人が一度も舞台上からはけず、ハムレットの苦悩を舞台上でずっと見続けま
す。みなさまもその1人になるわけです。共に、僕らが出した1つの物語を見届けてくだ
さい。
“5G HAMLET”いよいよ幕が開きます!ご来場お待ちしております。
●中村誠治郎
台本を初めて見た時、衝撃と同時に不安がありました。稽古をするまでは具体的な想像すらできなかったからです。しかしけいこを重ねる度にそれがおもしろさに変わり、唯一無二の自信の持てる新しい作品になりました。
演出の松崎さんを信じてきてよかったなと心から思っていますし、役者としても新しい景色を見させてくださいました。
そして今回殺陣振付もさせていただいておりますので、殺陣シーンがやはり自分的には見どころの1つだと思います。
一瞬一瞬を大切に全力で生きて、板の上には5人しかいませんが、スタッフさんたちと全員で力を合わせて頑張りたいと思いますので、ご声援の程よろしくお願いいたしま
す。
『5 Guys Shakespeare Act1:[HAMLET]』は19日から23日まで品川プリンスホテル ステラボールにて上演で、23日午後6時からは千秋楽ライブ配信!なお、DVD化も決定となり2021年5月31日に8000円(税別)で発売予定となっている。
※記事内写真は「撮影:小境勝巳」