ジャニーズJr.の原嘉孝主演の舞台『両国花錦闘士』(作・演出:青木豪)の新ビジュアルが20日、公開された。
本作は、漫画『ファンシイダンス』、『陰陽師』の作者でも知られる漫画家・岡野玲子氏が相撲を手掛けた作品。1989年から90年にかけ『ビッグコミック スピリッツ』(小学館)に連載され、汗と根性は少なめ、どこまでも見目麗しく、ロマンスに彩られた力士たち。女人禁制の国技ともいわれるスポーツを乙女の視点でポップに一刀両断した果てには、力士や相撲道の神髄が精確に描かれる異色のもの。舞台化は昨年末に発表されており、明治座、東宝、ヴィレッヂというそれぞれ歴史もカラーも異なる3社が同じ年齢の男性プロデューサー3人が立ち上げた“三銃士企画”第1弾という側面でも注目が集まっている作品だ。
本作はもともと俳優・伊藤健太郎が昇龍役で主演となっていたが、伊藤は先月29日に自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕され、今月7日に本舞台の降板を発表している。その代役として、本作に昇龍の兄・清史役ほかで出演予定だった原が主演・昇龍役に決定。また、特別出演として木村了が昇龍の兄・清史役を演じることとなっている。
公開されたビジュアルでは、原作漫画の時代背景でもあるバブル期をイージし、まわしを締めた昇龍がディスコのお立ち台に立っているような姿を収めたものに。さらに原のもつアイドルらしいキラキラ感と、そこはかとなく締まった腹筋が窺えるのとなる。
舞台『両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)』東京公演は12月5日から同23日まで明治座にて、大阪公演は2021年1月5日から同13日まで新歌舞伎座にて、福岡公演は2021年1月17日から同28日まで博多座にて上演予定!
※記事内画像は(c)2020『両国花錦闘士』