仲野太賀 東京は「街を歩いていると芸能人と出会える」に寛一郎思わずツッコミ!柳葉敏郎から泣かされまくった過去で「秋田の人のなまはげが僕にとっては柳葉さん」

仲野太賀 東京は「街を歩いていると芸能人と出会える」に寛一郎思わずツッコミ!柳葉敏郎から泣かされまくった過去で「秋田の人のなまはげが僕にとっては柳葉さん」5

 俳優・仲野太賀(27)、吉岡里帆(27)、寛一郎(24)、柳葉敏郎(59)が21日、東京・新宿ピカデリーで映画『泣く子はいねぇが』(監督:佐藤快磨/配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ)公開記念舞台あいさつを佐藤監督(31)とともに開いた。

 新進気鋭の佐藤監督の劇場デビュー作となり、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞したオリジナル作品。秋田県・男鹿半島の伝統文化『男鹿のナマハゲ』から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを描いている。親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公・たすく(仲野)が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いている。吉岡はたすくの妻・ことねを、たすくを支える親友・志波を寛一郎が演じている。

 仲野は無事公開を迎えられたことへ「誇らしい気持ちでいっぱいです」と、胸を張れば吉岡は「余白のある作品なので、みなさんがどう観て頂けるか楽しみです」と、気持ちを。

 劇中では両親のいないたすくの親代わりのような役を柳葉が演じているが、実は仲野と柳葉は、家族ぐるみでの付き合いがあるそうで、仲野は「強烈なご縁を感じました。まるで親子のような関係性で演技をできたのは、本当に感慨深いものがあります。正月、柳葉さんに会いに行くという正月の伝統行事があって、小さい頃から泣かされましたし、秋田の人のなまはげが、僕にとっては柳葉さんなんです(苦笑)。対面するだけで震え上がるような感じで……」と、言いあぐねていると、柳葉は「正直に言え(笑)」と、活を入れて笑いを誘う一幕が。

 これに柳葉は「あえて太賀と呼ばせてもらいますが、生まれたころから知っていて、うちに来るたびにちょっかいを出して、帰るときはべそをかいて帰っていたと」と、思い出を披露しつつ「彼の主演作品のなかで自分がともにできるというのは本当に、もちろんご両親は喜ばれていると思いますけど、(柳葉自身も)胸がいっぱいです。そういった気持を表現できる間柄の設定だったので、現場は本当に、温かい空間のなかで過ごさせてもらいました。太賀、おめでとう」と、祝福し会場内も温かい空気に包まれた。

 イベント後半には、キャスト自慢による故郷自慢が行われ、東京が地元の太賀は、『出会い』といい「東京以外に住んだことがないので分からない部分がありますけど、東京には出会いもあるし、別れもあるし。僕の周りに誰も居ないかもと思っても、その周りには手を差し伸べてくれる人がいるのかもと。地方の方も東京に出てくるし、出会いと別れが交錯しているのが東京の持ち味かなと」と、自身の実感を披露しつつ、「あと、街を歩いていると芸能人と出会えるんです」と、付け加えると、寛一郎は「太賀くんがそれいいます(笑)」と、ツッコミも。

 続く京都出身の吉岡は『観光地が激近』といい、「家族で嵐山に行こうとちょっと行くと、もう観光したことになるんです。割とどこに行ってもにぎやかなので、観光地の誇りを持っている感じがして」と話しつつ、「人に来てほしいし、招き入れる体制ができあがっている感じがします。先日、久しぶりに帰ったら観光の人は少なくなっていて違っていている感じがして、観光によって彩られている街もあるんだなと感じました」と、近況にしみじみ。

 東京出身の寛一郎は、『帰る田舎がない』としたが、これはネガティブな意味ではなく、「家族にすぐ会えるんですよ。帰る田舎があるというのは羨ましいです。東京から出ることがなかなかないので。地方ロケを回れるのは嬉しかったです」といえば、柳葉は『柳葉敏郎』と自身のことをアピールし、「こんな間抜けなやつが1人いてもいいかなと。こんな柳葉敏郎を育ててくれたという意味では心の広い人たちがいっぱいると。ぜひ遊びに来てください」と、温かみを感じさせるコメントで沸かせていた。

 さらに、佐藤監督は本作の状況へ「秋田県が唯一『鬼滅の刃』に勝ったらしいんです」と、興行収入のことを話し出し、柳葉も「宣伝に対する情熱がすごいんですよ。男鹿の人たちのすごいアピールがあって。なんで呼んでくれないんだというくらい」と、地元秋田の一致団結ぶりを話し、仲野も「鬼じゃなくてなまはげなんですね!」と、ビックリといった様子だった。

 そして仲野から、「公開初日舞台あいさつということで、5年くらい前から動き出したこの企画が、いろんな人を巻き込んで大きくなってグルグル回転数を上げていって、この作品はスタッフ、映画というものを誇りにしているスタッフさんが、これ以上ないくらい愛情を注いで作ってくれて。佐藤監督を応援するみなさんがこの作品の土台を支えてくれて。舞台あいさつに立ってくれている、吉岡さん、寛一郎さん、柳葉さん、みなさんが覚悟を持って、僕の前で本気で居てくれて、並々ならぬ思いというのが、いろんな人の想いがこの作品に詰まっています。きょうという人を迎えられて、胸を張って送り出したいと思います。きょうは本当にありがとうございました」と、熱い思いとともに作品を世に送り出していた。

 映画『泣く子はいねぇが』は全国公開中!

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