故・三浦春馬さんが主演し今年12月11日公開予定の映画『天外者』(監督:田中光敏/配給:ギグリーボックス)。春馬さんが演じる五代友厚の銅像を三浦翔平、西川貴教、森川葵らキャストが訪れた写真が10日、公開となった。
本作は江戸時代末期から明治時代中期にかけて活躍した実業家・五代友厚(ごだい・ともあつ)を描いた作品。武士の魂と商人の才を持つ五代の「実もいらぬ、名もいらぬ、ただ未来へ……」とひたすら大いなる目標に向かっていく志と熱い思いなどが映像となる。春馬さんは五代役で、大胆な発想と行動力、そして冷静且、緻密さと優しさを持つ、このミステリアスでさえある人物像をかつて見たことのない迫力と重厚な演技で体現した。
春馬さんのほかにも、五代の盟友・坂本龍馬役を三浦翔平、龍馬とともに現れ後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎役を西川貴教。そして初代内閣総理大臣となる伊藤博文の若かりし頃を森永悠希。五代の両親として、生瀬勝久と筒井真理子が脇を固め、五代友厚の繊細さや優しさを遊女はる役・森川葵が演じている。
五代友厚は、明治11年に大阪に商法会議所(現 大阪商工会議所)を作った創設した際に自ら会頭に就くことに。同時に株式取引所も創設させ、大阪財界を復興させ、功績を讃えられた彼の像が大阪取引所の入口に、まるで未来を見据えるように建てられている。そんな銅像の前に、翔平、西川、森川が訪れており、本編で五代友厚を支えた坂本龍馬、岩崎弥太郎、はるとして、そして五代友厚を演じた春馬さんに対して、想いを馳せる姿を見せている。
また、今回の写真公開に合わせて、撮影現場のエピソードも明かされ、田中監督は撮影現場で春馬さんの提案で台本とは違う演出に変更した点があったと語る。それは自身の髷(まげ)を切るシーン。台本では斬り合いがあってから自身の髷を切る予定だったのだが、春馬さん本人が直接、田中監督に「五代さんはどんなことがあっても仲間を斬ろうとしないと思うから、斬り合いがしっくりこないです」と話し、監督はその瞬間、春馬さんは五代友厚になっていたと熱く語っている。
映画『天外者(てんがらもん)』は11日より劇場公開!
※記事内画像は(C)2020 「五代友厚」製作委員会
※関連記事
・三浦翔平 三浦春馬さん主演「天外者」へ「必死に生きた五代友厚という熱量を目に焼き付けて帰ってほしい」……西川貴教、蓮佛美沙子、筒井真理子、田中監督ら春馬さんとの温かい思い出披露
・三浦春馬さん演じた五代友厚は渋沢栄一と「西の五代、東の渋沢」の双璧など!映画「天外者」場面写真とともに深堀り
・三浦春馬さんと三浦翔平が鬼気迫る顔で背中を合わせや西川貴教が希望に満ちた目で前を見据える姿!映画「天外者」場面写真解禁や前売り特典発売初日に完売の大反響
・三浦春馬さん12月11日公開予定の映画「天外者」で五代友厚役で主演……三浦翔平、西川貴教、森永悠希、生瀬勝久、筒井真理子ら豪華共演
・三浦春馬さん歯を出してニコリと笑ってから口を閉じ小さくうなずいての微笑……主演映画「天外者」本予告編解禁