声優で歌手・諏訪ななかが20日、東京・科学技術館サイエンスホールでミニアルバム『Color me PURPLE』の発売を記念したイベント昼公演となる『PURPLE PARTY -Noon-』を開催した。
「紫色のものを身に付けてご来場ください」というドレスコードが設けられていた本イベント。会場にはパーカーやマスクやネクタイなど、それぞれお気に入りの紫色のアイテムを身に着けたファンが集結するなかでのものとなった。
MCからの呼び込みでMVの衣装の冬バージョンでステージに登場した諏訪。まずは、会場に集まったファンの方に事前に書いてもらったアンケートを読み上げていくコーナーへ。
「ミニアルバム『Color me PURPLE』の中で、好きな曲は?」という質問に、5曲それぞれに熱いコメントが。
リード曲『Lilac』のMVが良かったという感想へ、諏訪が「MVのお気に入りポイントは、(序盤の)鍵が見つかるところですね」といい、撮影時も、周りのスタッフが面白かったと披露。
なかでもカッコいいと評判だったのが『Poison Girl』。諏訪は、「まったく息継ぎができない歌詞でした。みんなもぜひあれを歌ってほしい。息継ぎができないことを体感してほしい!」と訴えると、本楽曲曲のライブでの裏話として、舞台監督に「これは一人で歌う曲ですか?」と、驚かれたエピソードも披露。
『Morning glow』は、爽やかな曲なので通勤に聴いているという感想が集まり、「眠い朝の曲だけど、通勤は眠いものですからね」と笑顔で語り、『揺れていたい』は、1stアルバムに収録の『溶けるみたい』の続きを描いた曲ということを受けて、この歌詞の主人公の恋がいつまで続くのかという話で盛り上がり、諏訪も「ここから10年経っても、いつまでも完結しないかも?」と“シリーズ”化の可能性を話して笑いを誘った。さらに、人気だった『Merlot Tears』は歌詞に共感するファンが多かったようで、切ない恋の経験をした人を挙手でアンケートを取っていた。
そして、11月22日に行われた『諏訪ななか 1st LIVE~My prologue~』の感想へ。思いがあふれた感想を、じっくりとうれしそうに聞いていた諏訪は、ようやくできたライブについて、「今年中にできてよかった」とホッとした様子。ライブの思い出としては、「(40秒での)早替えのときの当日リハで事件が起きて……。ティーバックタイプの喉に良いお茶をペットボトルに用意してくれていたんですけど、ストローを刺したときに、袋も破いてしまったんでしょうね。それを飲んだら口の中が茶葉でいっぱいになって(笑)。でも時間が迫っているから行かなければいけないとなって、そのまま出て、『マカロンラブ』を歌いきり、さらに『ショコラ フレーズ』まで歌いました。でも私の口は茶葉でいっぱいでした」と、実は大変だったそうで、これにはファンたちも笑いを堪えながら聞く姿があった。
そんなトークコーナーのあとは、ライブコーナーへ。ミニアルバムから『Morning glow』と『揺れていたい』を披露。ファンもペンライトを振ったり、クラップをして楽しみ、「Noonの回なので、朝・昼っぽい曲を選んでみました。みんなも思い思いに、揺れてみたり、クラップしたり、楽しんでいただけましたか? それではあともう1曲、聴いてください!」と、楽曲『Lilac』を披露。
「いつの日か、またライブをしたいですね」としみじみしていた諏訪は、最後に「2021年春に1stシングルの発売が決定しました。タイトルは『コバルトの鼓動』です!次は青になりました。このシングルは、私の初となるアニメ作品のオープニングテーマになります。そのアニメは『バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!』来年4月放送のアニメなので、楽しみにしていてください」と、1stSingleと作品とのタイアップ楽曲決定を大発表。
「ミニライブをするのは初めてだったので、完璧にセットが組まれた1stライブとは違う状態でのライブをみんなと味わえてすごく楽しかったです。今度やるときは、みんなとコールができる時代になっていればいいなと思っているので、そのときはぜひ遊びに来てください!」と呼びかけ、昼公演は終了。
■「コバルトの鼓動」
テレビアニメ『バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!』オープニングテーマ
歌:諏訪ななか
作詞・作曲・編曲:OSTER project