俳優・吉沢亮(26)主演で12月25日より公開を予定している映画『AWAKE』(監督:山田篤宏/配給:キノフィルムズ)の出演キャラクターの詳細な説明と俳優陣の姿が楽しめる特別映像が24日、解禁となった。
河瀨直美監督を審査員長を務め、2017年に発表された第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中からグランプリに選ばれた作品が映画化。2015年に実際に行われ、当時、ネットユーザーや将棋ファンの間でかなりの物議を醸した棋士VSコンピュータの対局に着想を得て、山田監督が書き下ろした完全オリジナルストーリー。天才に敗れ棋士になる夢をあきらめた主人公・英一が冴えない大学生活を送っていたある日、ふとしたことで出会ったAI将棋のプログラミングに新たな夢を見出し、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語となる。共演は、若葉竜也、落合モトキ、寛一郎、馬場ふみか、川島潤哉、永岡佑、森矢カンナ、中村まことという布陣となっている。
○吉沢亮 as 清田英一
日本アカデミー賞最優秀助演男優賞の受賞も記憶に新しい吉沢亮が演じたのは、本作の主人公であり最強将棋ソフト「AWAKE」開発者の清田英一。
たぐい稀な演技力で観客を魅了してきた吉沢が、内気で周囲との関わりを持つのが苦手な青年・英一役を、動きが少ない芝居の中で複雑な感情の変化を表現し、その演技力の底知れなさを再認識させた。英一が経験する人生の挫折、そして熱中できるものに出会う喜びに誰もが共感するだろう。
○若葉竜也 as 浅川陸
ライバルの若手天才棋士・浅川陸を演じたのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』に出演する若葉竜也。吉沢以上に少ないセリフ量にも関わらず、こちらも僅かに歪む表情や佇まい、歩き方などの変化で天才の孤独と葛藤を表現していて息をのむ。さらに、若葉本人は将棋のルールを知らないにも関わらず、“指し手を完璧にする”と片時も将棋の駒を手放さずに練習を重ね、プロが太鼓判を押すほどの完璧な指し手を習得し、棋士の風格を体現した。
○落合モトキ as 磯野達也
英一にプログラミングを教える大学の人工知能研究会の先輩・磯野達也役を好演したのは落合モトキ。「英一も陸もあまり動きがないので、磯野は動きがあるキャラクターにしたかった」という山田監督。キャラクターイメージとして監督が落合に伝えたのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)のドク。「変人であって欲しかった」というリクエストを見事に演じ切った。
○寛 一 郎 as 中島透
『菊とギロチン』で俳優として初めての演技が高く評価された寛 一 郎が演じたのは、奨励会の同期であり、いまは「電王戦」を取材する新聞記者の中島透役。直接言葉を交わすことのないライバル同士の心情を、奨励会で切磋琢磨した仲間だからこそ理解し代弁する重要な役柄だ。
○馬場ふみか as 磯野栞
磯野の妹で英一を陰ながら応援する磯野栞役を演じたのは馬場ふみか。「栞と英一は
友だちではありませんし、恋人でもありません。近づきすぎず、離れすぎない微妙な距離感に気を使った」という通り、観客に近い存在として将棋世界を見つめる女性を好演した。
映画『AWAKE』は25日より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー!
■キャラクター特別映像 Youtube
https://youtu.be/kM3Y9SoEK8g
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※記事内画像は(c)2019『AWAKE』フィルムパートナーズ