声優・福山潤、柿原徹也、内山昂輝、島﨑信長が26日、東京・新宿バルト9で映画『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』(監督:室井ふみえ/配給:東映)公開記念舞台あいさつに登壇し、司会はニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが務めた。
関連動画総再生回数7億回を超えるクリエイターユニットで“ハニワ”の愛称でも親しまれる『HoneyWorks』がプロデュースする、バーチャルアイドルユニット『LIP×LIP(リップ・リップ)』の物語を描いた作品。これまでに、『HoneyWorks』関連の作品にもたびたび登場している『LIP×LIP』を深堀りしており、アニメパート『この世界の楽しみ方~Secret Story Film~』と、バーチャルライブパートで送る。福山と柿原は劇中に登場する『Full Throttle4(フルスロットルフォー)』のIV役とMEGU役を、内山と島﨑は『LIP×LIP』の勇次郎役と愛蔵役をそれぞれ演じている。
上映後の舞台あいさつに。柿原は「どうもこんにちは」と、静かにあいさつしだしたため、福山が「お前、舞台あいさつ前にあんなにしゃべてたのに!」と、ツッコミが飛ぶ。これに柿原は「この業界に20年くらいいますが、初のパフォーマー役で、活躍している姿を楽しんでもらえれば」と、しっかりと話していた。
一方、福山は5人で活動するユニット名がなぜ『Full Throttle4』と“4”なのかについて「5人なのに『Full Throttle4』って、僕は収録のときから考えていたんですよ。香盤表を見ながら5人いるよな……。それでみんなに聞いても『5人いるよ』って。だからみんなに『聞いてる、理由は?』って聞いたら……」と、首をふるふるさせる一幕がありつつ「きょうまでずっと考えていました。なぜ4なのかの仮設も立ててきました」という。
そこで福山は、吉田アナにIVの設定を読み上げてもらうようリクエストし「マネージャー兼DJを担当しています。裏リーダー」と設定が明かされる。これを受けて福山は「フルスロットルで頑張るのは(IV以外の)4人なってことなんです」と、“名推理”を披露しこれに納得した客席からも拍手が沸き起こるなか、「そういうことなんだなと思ってやっと合点がいくんです!設定を見て」と、笑みを浮かべる。
すると柿原は「IVはプレイングマネージャーだから、監督もやって采配もやって、年俸も一番高い、そういういいところを持っていくのがIVの強さですから」と乗っかりだしたものの、福山は「年俸はイーブンじゃないんですね」と、生々しい話題を繰り広げ会場を沸かせていた。
続けて、『Full Throttle4』に起用された際の裏話として福山は、「お話を頂いたときに、僕はパフォーマンスしませんと前置きを頂いたんです。でも、きょうの内山くんの話(内山昂輝「今回の映画は誤算」だったなどに福山潤「笑顔がこぼれたよ」と励ます姿!「LIP×LIP」映画作品経て島﨑信長「僕らも全力を尽くします」)を聞いているとちょっと、うーん信じられないなと」と、いぶかしみ出しているだとか。やるとしても「仮面をかぶって踊るだけならやります」とのことだった。
ほかにも、楽曲について福山、YUI役・斉藤壮馬、RIO役・内田雄馬、DAI役・増田俊樹がいる『Full Throttle4』のなかで最後に声を当てることになったという柿原は「みーんな自分たちの一番格好いい音でやってる!いいところでしゃべってるでしょ。僕は僕なりにフルスロットル的に一番キーの高いところでやったんだけど、俺だってキラキラしたかったよ!なのに、みんないいところ持っていっちゃうから、僕が結局バランスをとって……」と、おいしいところは全て持っていかれる“貧乏くじ”を引いたことを嘆く。
これに福山は「収録でほかの『Full Throttle4』のメンバーと録って、柿原は僕らのあとだったんです。僕らほかのメンバーは、笑顔で『後は任せた!』って(笑)」と、“トドメ”をさし、柿原は「本当にひどい~!」「自由にやらせてくれよ~!」と、叫ぶ結果となっていた。
映画『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』は公開中!
※記事内写真は©2020 LIP×LIP Movie Project