『EXILE』、“三代目JSB”『三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE』、『THE RAMPAGE from EXILE TRIBE』、『FANTASTICS from EXILE TRIBE』、『BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE』ら総勢48人が31日、有料配信ライブ『LIVE×ONLINE COUNTDOWN 2020→2021 “RISING SUN TO THE WORLD”』を開催した。
2020年は、新型コロナウイルスの影響により多くのライブが中止になり、オンラインという形でファンにパフォーマンスを届けてきたLDHのアーティストら。本ライブは、その集大成と、2021年『日本を元気に。そして、日本の元気で世界を元気に。』というLDHエンタテインメント新たな決意のもと掲げたテーマ『“RISING SUN TO THE WORLD”』の幕開けを飾るべく開催。
総合司会には松本利夫、EXILE USA、EXILE MAKIDAIが参加するなど、EXILE TRIBE総勢48名が集結。この日しか見られないパフォーマンスも飛び出し、LDHエンタテイメント復活の狼煙を掲げるEXILE TRIBEの決意表明を感じることができる2020年最後、2021年最初のライブとなった。
トップバッターを務めたのは、『三代目JSB』。『J.S.B DREAM』『J.S.B LOVE』と、三代目JSBを象徴するような楽曲からスタートした。カッコ良さが際立つ2曲から一変、『Yes we are』『Movin’on』と盛り上がる楽曲が続き、Afrojackをフィーチャリングした楽曲『SCARLET』『Summer Mudness』をパフォーマンス。続いて『R.Y.U.S.E.I.』を駆け抜けるように披露し、『O.R.I.O.N.』で今年最後のパフォーマンスを締めくくった。
2020年でデビュー10周年を迎えた『三代目JSB』だが、開催予定だったツアーが中止になったことについて、リーダーNAOTOは「10周年を1年ずらし、2021年を10周年イヤーとして、がっつりみなさんと直接会える機会を増やしていきたい」と、ファンとの再会に期待を込めた。また、ボーカル・登坂広臣は「たくさんのエンタテインメントとしてライブなどを準備しているので、2020年にできなかった分、2021年はファンのみなさんと一緒に過ごせる時間を、感謝をたくさん伝えていける年にしたいと思います!」と、2021年の抱負を語った。
大人の雰囲気を漂わせながら登場したFANTASTICSは、『Hey,darlin’』からスタート。メンバー全員が主演を務めたドラマ『マネキン・ナイト・フィーバー』(日本テレビ系)の主題歌『High Fever』、デビュー曲『OVER DRIVE』と勢いを増していく。パフォーマーそれぞれのソロパフォーマンスを盛り込みながら、遊ぶように披露したのは『CANNONBALL』。彼らが持つフレッシュさと爽やかさが存分に楽しめる楽曲『Flying Fish』でパフォーマンスは終了した。
ボーカル・中島颯太は「2020年ラストという貴重な日に、オンラインという形ではあるんですけど、皆さんと繋がることができて幸せでした!」と、本ライブを振り返った。また、松本利夫が2021年はどんな年にしたいかと尋ねると、パフォーマー・佐藤大樹は「(FANTASTICSの)アリーナツアーを開催できなかった悔しさをバネにして、来年からのドームツアー、そしてひとりでも多くの人に僕たちの名前や歌、ダンスを知ってもらえるように全力で突き進んでいきたいと思います!」と、コメントした。
続いて登場したのは、EXIILE TRIBEの中でも新たな形を確立した7マイク・フリースタイルグループ『BALLISTIK BOYZ』。新型コロナウイルスの影響により3公演のみの開催となった自身初となる全国ホールツアー『BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2020 “BBZ”』のキックオフシングル曲『ANTI-HERO’S』に始まり、『テンハネ -1000%-』『Make U a believer』と次々にパフォーマンスしていく。グループの特徴でもあるラップを存分に盛り込んだ楽曲『Front Burner』から一変、真っ白な衣装にぴったりの爽やかな楽曲『SUMMER HYPE』をパフォーマンスした。
ライブの感想を求められると、日髙竜太は「2020年を締めくくるライブとして、自分たちらしく最高のパフォーマンスをすることができました。やりきりました!」と、笑顔でコメント。また、2021年について、松井利樹が「2020年は初めてのツアーが中止になり、すごく悔しい想いをしたので、2021年こそは全国の皆さんに直接会いに行って、自分たちの想いをたくさん伝えていきたいなと思います!」と、ファンへメッセージを送った。
LDHのアーティストの中でも16人と大所帯のグループ『THE RAMPAGE』は、大人数を生かして迫力満点のパフォーマンスを展開していく。『FAST LANE』からスタートし、『THROW YA FIST』『FIRED UP』『The Thyhoon Eye』をメドレーで披露。『FEARS』『INVISIBLE LOVE』と色気のあるパフォーマンスが続いたかと思えば、『ESCAPE』『Dream On』と疾走感のある爽やかな楽曲でグループの幅広い表現力を魅せてくれた。最後は、『SWAG & PRIDE』でTHE RAMPAGEらしく、強さと男らしさを全開にパフォーマンスした。
EXILE USAから「自身にとって『LIVE×ONLINE』を一言で表すと?」と問われると、ボーカル・吉野北人は「“支え”かな、と思います。アーティストはライブやファンの皆様ありきで活動できていると思うので、『LIVE×ONLINE』を通して、あらためて皆さんに支えられているなという想いもありますし、僕らのパフォーマンスでみなさんを支えていけたらと思っています」と、答えた。ボーカル・川村壱馬は「皆さんに支えられた2020年だったので、2021年は恩返ししていけるように、そして日本を元気にしていけるように頑張っていけたらと思っています」と、2021年への意気込みを語った。
2020年最後のライブを飾るのは、これまで築きあげてきた歴史と意志を継承し続けながら、14人体制となって時代とともに進化した、新生EXILE。1曲目の『Heads or Tails』から一気にボルテージを上げて、盛り上げていく。『24karats STAY GOLD』『24karats TRIBE OF GOLD』『24karats GOLD OF SOUL』をメドレーで激しくパフォーマンスすると、『DANCE INTO FANTASY』『I WISH FOR YOU』『WON’T BE LONG』『PARTY ALL NIGHT』『Joy-ride ~歓喜のドライブ~』と、ファンとともに盛り上がれる楽曲を立て続けに披露。EXILE TAKAHIROの「2020年も残りわずか、最高の思い出を作っていきましょう!」、EXILE SHOKICHI「ひとつになりましょう!」という掛け声とともに、『LOVE OF HISTORY』をパフォーマンスし、ライブは終了した。
ここで2020年最後のライブは終わらず、EXILEのオリジナルメンバーである松本利夫、EXILE MAKIDAI、EXILE USAも参加し、『Choo Choo TRAIN』をパフォーマンス。後半からはここまでライブを披露してきた全グループも参加し、総勢48人という大所帯となり、この日限りの貴重なパフォーマンスを見ることができた。続く『Ki・mi・ni・mu・chu』では、LDHが宝酒造、ローソンと共同開発したレモンサワー“LEMON SOUR SQUAD from NAKAMEGURO”を片手に、グループの垣根を越えて楽しんでパフォーマンスする姿を見せた。
スペシャルコラボとなったパフォーマンスについて、松本利夫は「2019年に引き続き、みんなとパフォーマンスをすることができて本当に幸せに思います!」、EXILE USAは「司会者として間近でみんなのパフォーマンスを見てめちゃくちゃパワーをもらっていたので、2020年最後にみんなでパフォーマンスを届けることができて本当に幸せです!」、EXILE MAKIDAIは「EXILE TRIBEの勇姿を生で感じさせていただいて、『LIVE×ONLINE』で繋がったみなさんと最高のカウントダウンライブになっていると思います!」と、それぞれコメントした。
EXILE SHOKICHIは、ここまでのライブを振り返って「2020年は大変なことがあったので、少しでも最後はみんな笑顔でハッピーに終われたらいいな。孤独や悲しみ、寂しさ、切なさ……いろいろなものを“元気”や“幸せ”で塗り替えられたらいいな、という想いでパフォーマンスさせていただきました!」と明かした。また、EXILE TAKAHIROは「EXILEに加入させていただいた一員として、これまでのEXILEの歴史を重んじながら、EXILEの名に恥じないように活動していければと思いますし、これからもEXILEを輝かせていきたいと思っています!」と意気込んだ。
1月28日からスタートするドームツアーについて、EXILEのパフォーマー・黒木啓司は「2020年は、“PERFECT YEAR”と題してライブをやらせていただいて良いスタートが切れたんですけど、コロナ渦で各グループがファンのみなさんに会えていないので、2021年は全国のみなさんに会えるように願っています。LDHのエンタテインメントを1から構築して、“日本を元気に”をテーマにファンの皆さんと一緒に元気にパフォーマンスしていけたらと思います!」と述べた。
俳優としても活躍する三代目JSBのパフォーマー・岩田剛典が、「今後演じてみたい役は?」と聞かれると「最近、ダンス映画を見かけなくなったので、せっかくEXILE TRIBEにはたくさんパフォーマーがいてすごいパフォーマンスができると思うので、そういう映画を作ってみたいと思います!」と答え、パフォーマーが賛同するように拍手をした。
これまでに開催された『LIVE×ONLINE』について、EXILEのパフォーマー・橘ケンチは「僕らにとっても『LIVE×ONLINE』は初めてでワクワクドキドキしながらやった公演。良いコメントや応援をいただいてパワーになりましたし、新たな未来を目指していきたいなと思いました」と述べた。
最後に、EXILE TRIBEを代表してEXILE AKIRAが「このような形でたくさんの方々と繋がれることを感謝しています。2021年こそ、LDHのエンタテインメント完全復活ということで、“日本を元気に”をテーマに一丸となってお届けして参りますので、よろしくお願いします!」と、ドームツアーへの意気込みを語った。
日付が変わる10秒前から全員でカウントダウンし、新年を迎えて2021年1発目となるライブは、1月1日にリリースされるEXILE TRIBEのニューシングル『RISING SUN TO THE WORLD』に収録されている『Risng Sun』の意志を受け継いだ楽曲を各グループがパフォーマンスしていく。三代目JSB「RISING SOUL」は、パフォーマー・ELLYが振付を担当し、キレのある高速クラブステップが話題となっている楽曲だ。
GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYSの4グループからなるJr.EXILEは、GENERATIONSが『NHK紅白歌合戦』出演により当日不在だったため、VTRで「WAY TO THE GLORY」をパフォーマンスした。EXILEの遺伝子を受け継ぐグループたちのユニットとあって、これまでのEXILEを彷彿とさせるような楽曲に仕上がっている。
EXILE SHOKICHIのドラムとEXILE NESMITHのギターから始まるEXILE「RED PHOENIX」は、新生EXILEとなって初となる楽曲だ。「Rising Sun」の振付を盛り込みつつ、作詞をEXILE TAKAHIROとEXILE SHOKICHI、作曲をEXILE SHOKICHI、パフォーマー・白濱亜嵐が担当し、EXILEの新たな歴史を刻むような1曲になっている。
そして「日本を元気に」というEXILE TRIBEからのメッセージをバックに、「Rising Sun」をパフォーマンス。THE RAMPAGEとともに披露したかと思えば、三代目JSB、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZと続々各グループが加わっていき、最後には全グループでパフォーマンス。ドームツアーへと繋がるオンラインライブとなった。
「本当にありがとうございました。また会いましょう。最高の1年になりますように!」というEXILE TAKAHIROのコメントで約3時間半に渡るライブが終了した。