『転生したらスライムだった件 第2期』キャストトーク付き第25話・第26話オンライン先行上映会が2020年12月26日に開かれリムル役の岡咲美保、シュナ役の千本木彩花、ヒナタ役の沼倉愛美、中山敦史監督が収録の裏話などのトークを披露し、ファンを楽しませた。
“転スラ”との略称でも親しまれる『転生したらスライムだった件』とは、小説投稿サイト「小説家になろう」で7億PV(ページビュー)を突破した、伏瀬氏の小説が原作。異世界で一匹のスライムに転生した主人公が、身につけたスキルを駆使し、知恵と度胸で仲間を増やしていく異世界転生エンターテインメントとなっており、コミック、小説、スピンオフ作品化などさまざまに展開されている。TVアニメは、2018年10月から19年3月まで放送されており、その第2期『転生したらスライムだった件 第2期』が今月12日より、そして初TVアニメ化となる「転スラ」スピンオフコミック『転生したらスライムだった件 転スラ日記』が9ヶ月連続で放送されることが決定している。
今回のイベントはオンラインミーティングツール「Zoom」を使用し、抽選で選ばれた300人のファンの方を無料招待して開催。第25話と第26話の上映の前後に作品への思いや収録の裏話などを話していくこととなった。
イベント開始前には千本木によるシュナの声で注意事項がサプライズでアナウンス。そしてMCを務める杉本プロデューサーが登場し、ついにイベントがスタートを切った。
岡咲、千本木、沼倉、中山監督の順に次々と画面に登場し、画面の前の参加者たちを盛り上げる。『転スラ』イベント初登場の沼倉は「初めてのZoomで『転スラ』のイベントも初。ちょっとドキドキワクワクしています」と緊張気味な姿が。
先行上映終了後、再び5人が画面に登場。「なんとか色がついて良かった」とホッと胸をなでおろす中山監督に対して、千本木から「本当に素晴らしかった」と、感動といった様子で、続々と投稿された参加者からのコメントに、キャスト陣も「うれしい」と笑みを浮かべた。
続いて、参加者から事前に寄せられた質問に答える「質問コーナー」へ。最初の質問は「9歳・7歳・5歳の息子たちからの質問です。みんなで仲良くするにはどうしたらいいですか?」というもの。これには岡咲、千本木、沼倉も「かわいい!」と思わず笑顔と和気あいあいになりつつ、岡咲は「私は一人っ子なので兄弟がいることに憧れます。『転スラ』のグッズを使ってごっこ遊びをしているところが見たいなぁ、私が(笑)」と、本作のことも盛り込んだちゃっかりな回答が飛び出すことも。
続けての「ヒナタは意外とおしゃべり、と以前コメントされていましたが、実際にセリフが多いと感じるシーンはありましたか?」というの声に沼倉は、「出た瞬間『メッチャしゃべるじゃん!』と思いました。私だけでなくみなさんにとっても、ヒナタの印象が変わっていくのが第2期の見どころのひとつだと思っています」と、アピールした。
「リムルは性別がありませんが、演じるときは男性と女性のどちらのつもりで演じていますか?」という質問に対しては、岡咲が「転生前の三上悟さんが37歳の立派な男性として人生を送っていたので心は男の子。それに対して、実際に声を出している私の喉は女性なので、あえて男の子ということを意識して演じることが多いかなと思います」と、裏話も披露。また「温泉のシーンで、湯船に浮かんでいたミニリムルの材質はなんですか?」というファンならではのユニークな質問も寄せられていたが、ほかゲストたちから「どうなんですか!」と突っ込まれた中山監督は「商品化をお待ちください」と言い出し、その答えに千本木は「欲しい!!」と大きく反応していた。
まだまだ質問は続き、「自分が演じている以外のキャラクターを演じるなら?」という、全員に対して行われた質問に、沼倉が「シオンさんがいいな。大人なのにうわーんと泣けるのがいい。役としても気持ちよさそう」と、先陣を切れば、千本木は「私はランガをやってみたいんですよ。ランガの見境のない『ハッハッハッハッ』という息遣いがたまらない(笑)」と、憧れとともに「大の大人がこんなことしていていいのかなと心配になるくらい、収録のときの小林(親弘)さんはランガになりきっている」とアフレコ風景を明かすこともあった。岡咲はといえば「私は小説版のオーディブル(オーディオブック)でさまざまな役を演じさせていただいているんですが、その中で面白かったのは大賢者さん。真似するのがメッチャ楽しいです(笑)」と、回答し盛り上がっていた。
ほかにも、『転スラ』ならではの「転生したら何になりたいですか?」という質問には、「海の生き物。クラゲがいいな」(沼倉)、「超絶イケメンのアイドルになって爆モテしたい(笑)」(千本木)、「魔女一択。ホウキで飛びたい!」(岡咲)と、それぞれ個性的な回答で盛り上がっていた。
最後にゲストたちから、参加者の方々へメッセージが寄せられた。
中山監督:今まさに第1部制作の佳境に入っています。それが終わると『転スラ日記』、そして夏からは第2部が始まりますので、2021年は『転スラ』のためにすべてを捧げて頑張りたいと思います。よろしくお願いします!
沼倉:ヒナタは第1期でも姿だけ登場していましたが、私自身は第2期からの参加なので、緊張感がありながらも受け入れていただいている、という空気の中で収録しています。今日もとても楽しく過ごすことができました。ファンのみなさんにも余すところなく『転スラ』を楽しんでいただきたい、そして私自身も楽しんでいきたいと思っています。2021年、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました!
千本木:ついに第2期が始まるんだとワクワクする気持ちでいっぱいです。今日はアニメーションになった第25話と第26話が見られてとてもうれしかったですね。みんな全力で頑張っていますので、みなさんも放送を楽しみに待っていただければと思います。ありがとうございました!
岡咲:今日は年末のお忙しい中、上映会に参加していただき本当にありがとうございました。私自身放送が楽しみなのですが、特に沼倉さんが演じるヒナタをはじめ、魅力的な新キャラクターたちが続々と登場します。そんな新キャラクターたちにリムル様がどう対応していくのか、というのも見所ですので、みなさんぜひぜひ放送を楽しみにしてください。本日はありがとうございました!
※記事内画像は(C) 川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会