ダンス&ボーカルグループ『三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE』の岩田剛典が2月17日に発売される音楽プロデューサー・松尾潔氏が上梓した初小説『永遠の仮眠』(新潮社)の表紙カバーに登場することが15日、発表となった。
第50回日本レコード大賞をはじめ、数々の受賞歴を持つ日本を代表する音楽プロデューサー・松尾潔氏。岩田は2010年に『三代目 J Soul Brothers』のパフォーマーとしてデビュー。グループのメンバーを決めるオーディションで審査員を務めたのが松尾氏だった。デビュー当時、まだ大学生だった岩田との交流は、松尾氏に強い印象を与えた。本書のストーリーでも主人公の悟は新人発掘オーディションの審査員をし、デビューさせたシンガー・義人のプロデュースをするというストーリーラインがある。
そんな作中の重要な人間関係と2人の関係性には共通項が生じている。デビュー前からお互いを知る深い関係性と、作品との共通項から表紙カバーで「登場人物の憂いや不安を演じて欲しい」と切望し、真っ先に松尾氏の頭に浮かんだのが、岩田だったという。
松尾氏は、岩田の起用へ、「デビューをきっかけに知り合ったダンス好きの大学生が、10年後には誰もが知る俳優として私のデビュー小説の表紙カバーに登場する。この事実こそ物語の名に値するのかもしれない」と、話している。
一方、岩田と『三代目 J Soul Brothers』の今市隆二、登坂広臣の3人から本作へのコメントも寄せられた。
○岩田剛典
「主人公である音楽プロデューサーとシンガーがスタジオで交わす会話は、本当にリアル。派手ではない、地味な会話の積み重ねで、信頼関係は培うから。自叙伝のような感覚で読みました」
○今市隆二
「松尾さんが小説を書かれると聞いて胸が躍りました。『三代目 J SOUL BROTHERS』のデビュー曲『Best Friend’s Girl』は松尾さんプロデュース。松尾さんが手掛ける歌詞は技術的な部分は勿論、時にはストレートな言葉を使い、物語をしっかり心に届けてくれ
ます。今回の小説では松尾さんが生きてきた証を感じました。物語の登場人物の運命がどうなっていくのかぜひ楽しんでください。多くの方に『永遠の仮眠』が届くことを願っています」
○登坂広臣
「松尾さんがこの度、初めて小説を発表されるという事で、非常に楽しみにしていました。僕らのプロデュースして頂いた楽曲の歌詞などもあらためて読み返し、さらに松尾さんの描く世界観や思いなど、今作を通して強く感じる事ができました」
小説『永遠の仮眠』は1700円(税別)で2021年2月17日より発売予定!
■STORY
主人公は42歳の男性音楽プロデューサー。とあるテレビドラマの主題歌を巡り、人生の岐路に立っている主人公と常に高視聴率を保持しているテレビ局の辣腕ドラマプロデューサー、主題歌に起死回生をかけるシンガーソングライターの3人が絡み合う展開。人災、天災、どんな困難の前にあっても、音楽の、エンタテインメントの力を信じて、信念を貫き通し、自らの生きる道を歩んでいく物語。