『舞台「パタリロ!」~霧のロンドンエアポート~』(演出:小林顕作)が21日、東京・天王洲 銀河劇場で開幕となり、パタリロ役の加藤諒、バンコラン役の宇野結也、マライヒ役の後藤大らが熱演で魅せた。
漫画家・魔夜峰央氏の人気漫画『パタリロ』。舞台は2016年に初演、18年に第2弾★スターダスト計画★が上演され、19年は舞台にとどまらず劇場版が上映されたりと、長く支持されている作品の最新作となる。本作では、原作屈指の人気エピソード“霧のロンドンエアポート”が描かれることとなった。
初日を迎えキャスト・スタッフからメッセージが寄せられることに。座長を務める加藤は「今の状況下、開幕できることを心から感謝致します。マリネラ王国は“常春の国”なので、舞台を観た後に心が暖かくなり、笑顔の花を満開に咲かせて頂けましたら幸いです。ココからはノンストップで千秋楽まで皆んなと走り抜けたいと思いますッ!!!さぁみなさん、お手を拝借!、パパンがパン♪」と、パタリロになりきってのメッセージが。
宇野は、「毎日笑いに笑って、どうしようもないくらい破茶滅茶で愛おしい作品に仕上がりました。開幕前ですが、この作品に出会えたことに感謝があふれます」と、自信を見せる。「こんな時代だからこそ、この作品を届けることに意味があると思っております。今回は、配信でも観劇ができるということでみなさんのライフスタイルに合わせて、観劇頂ければ幸いです。座組一同、気合充分です。ぜひご期待ください」と、意気込んでいる。
後藤は、「楽曲もキャラクターも個性豊かで本当に素敵です。そして、もう一つ注目していただきたいのは可愛くてお洒落な衣装や舞台セット!タマネギ部隊の日替わりもパタリロの醍醐味の1つなのでお楽しみに」と、見どころをアピールしている。
演出の小林氏は、「公演に寄せてついに『舞台パタリロ!』本番をむかえる事となりました。ぼくの現場はいつもそうなんですが、ぼくがケイ古嫌いのめんどくさがりなのでそれがみんなに移ってダラダラニヤニヤしてきます。キメる時はみんなバシッとキメるのですが、ぼくのダラダラが移り、ダラダラニヤニヤ、同じコントシーンを繰返したりしてます。ぼくはそういうケイ古が好きなんですね。本番はちゃんとみんなバシッとキメますよ。必ず! もう一回観たいと思う舞台です!お楽しみに! ダラダラニヤニヤごらんください」と、メッセージを寄せた。
舞台「パタリロ!」~霧のロンドンエアポート~は21日から同31日まで天王洲 銀河劇場にて上演予定!
※記事内写真は(C)魔夜峰央/白泉社 (C)舞台「パタリロ!」製作委員会