俳優・鈴鹿央士、久保田紗友、鈴木仁、岡本莉音、小野寺晃良、マーシュ彩、さくら、曽田陵介、井上祐貴が28日、都内で実写版『ホリミヤ』完成記念生配信イベントを松本花奈監督とともに開いた。
本作は、HERO氏のWEB連載マンガからスタートし、月刊『Gファンタジー』(スクウェア・エニックス)で2011年から連載されている作品でシリーズ累計600万部を突破している人気同名作が原作。宮村役に、初出演となる映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞をはじめとする数々の新人俳優賞を受賞した、鈴鹿を抜てき。堀役にはテレビドラマ『先生を消す方程式。』『オー!マイ・ボス!恋は別冊で」などの多数のドラマや、映画『サヨナラまでの30分』などに出演している久保田が起用されている。本作は現在TVアニメが放送されているが、劇場版&TVドラマも本日登壇のメンバーで制作されており、その公開と放送を記念した配信イベントとなる。
それぞれ緊張気味といった様子で初々しいあいさつをした後にキャスト陣へ、自身のキャラクターを演じての感想について質問が。鈴鹿は「作品の中で変化していくものがあって、それが難しかったんです」と、宮村の感情の動きの表現が難しかっという。というのも、ドラマということで、順撮りではなかったことが関係しているようで、「何が起こった前なのか、後なのかということを考えながらと言うか頭に置いて、こういうときならこういう宮村くんだよなと」と、原作を確認しながらだったという。
一方、久保田は、「私自身堀さんと共通している部分があるんですよ。それは、不器用な部分が、照れて裏腹な言葉を言ったりとか、素直に気持ちを伝えられなかったりとか。ある意味そのままやれば良いんだなと思って、途中から、いい意味で(役作りを)諦めました」と、むしろ久保田の素に近い感じでいけたそうだ。
撮影中の鈴鹿について、久保田は「素晴らしいですけど、想像していた第一印象が近寄れないなと話しかけづらいなと思っていたんです。それは、お互いそう思ってたらしいです」といい、続けて鈴鹿は「しっかりしゃべったのが本読みのときでした。そのときも、お互い仲良くなれるかなと思ってたあrしくて。でも、現場に入ってからは、趣味の話が始まって……」というところから打ち解けるきっかけになったそうで、久保田は「趣味が合う部分が多くて!」と、笑顔が浮かぶ。
ちなみに、撮影現場ではマーシュによると、「現場ではカードゲームが流行っていて、私は参加していないですけど、すごくゲームの話をしていたなと思います。ナンジャモンジャゲーム、人狼ゲームとか、カタカナを使ってはいけないとかあるんですよ」というゲームで結束が固まっていったそうだ。
続けて、フリップに「学生時代の失敗/学生時代にやり残したこと」を記すことに。鈴鹿は願望として、鈴鹿は『授業を抜けて青春』としたためつつ、「尾崎豊さんが好きなので本当は(楽曲『15の夜』の歌詞のように)『盗んだバイクで走り出す』と書きたかったんですけど、それは事務所NGでした(苦笑)。授業を抜け出して、コンビニでパン買って、屋上で食べたりしたかった」と、願望を。
久保田は『制服をたくさん着る』とし、「制服であまり遊びに行きたくないという謎の気持ちがあって、もと制服着て遊園地とか行っておけばよかったなと思います」と、しみじみ。
そして、久保田から「些細なことがで傷ついたり、誰かといる幸せさだったりを気づいて、観てくださった方にも、友達とか大切な人にありがとうとか感謝の気持ちとかを伝えるきっかけになればいいなと思います」と、メッセージを寄せ、鈴鹿は、「僕が初めて台本を読ませて頂いたときと、原作を初めて読ませて頂いたときに感じた温かさが落とし込めたものではないかなと思っています。淡い青春というか高校生たちの日々、日常を切り取って、キュンキュンみたいなところがあります」と、アピールしていた。
『ホリミヤ』TVドラマは2月16日よりMBS/TBS ドラマイズム枠にて。これに先駆けてドラマ1~3話にエクストラシーンを加えた特別版が2月5日より全国劇場にて限定先行公開となる。さらに、Apple TV チャンネル『my theater PLUS』にてドラマ全7話が独占配信予定!