坂本昌行主演の舞台「Oslo」開幕で共演のA.B.C-Z・河合郁人は「最初心配でしたが吸収力がありました」!福士誠治が「僕の方が絆が深い!」というワケ!?

坂本昌行主演の舞台「Oslo」開幕で共演のA.B.C-Z・河合郁人は「最初心配でしたが吸収力がありました」!福士誠治が「僕の方が絆が深い!」というワケ!?6

 アイドルグループ『V6』の坂本昌行が主演する舞台『Oslo(オスロ)』(演出:上村聡史)が6日、東京・新国立劇場 中劇場で初日を迎える。

 本作は2017年トニー賞 演劇作品賞をはじめ、オビー賞、ドラマ・デスク賞など数々の演劇賞を総なめにし、アメリカ演劇界を席巻した史実をもとにした話題作。1993年、イスラエルとパレスチナの指導者たちが握手をかわした“オスロ合意”が成立した歴史的な道程に大きく寄与した一人の男と、彼の熱意に突き動かされた人々の5ヶ月を描いた人間ドラマを描いている。

 坂本は、ノルウェーの社会学者テリエ・ラーシェン役を。共演に、ラーシェンの妻で外交官モナ・ユール役を安蘭けい、イスラエル側の代表で外務省事務局長のウリ・サヴィール役を福士誠治、ノルウェー外務副大臣のヤン・エゲラン役をアイドルグループ『A.B.C-Z』の河合郁人が演じる。

 初日を迎えるにあたって、坂本、安蘭、福士、河合からコメントが寄せられた。

 ○坂本昌行(テリエ・ルー・ラーシェン役)
 けいこ中から感染対策をしっかり行いながら、けいこに励んできました。いよいよ初日を迎えられるということが、とてもぜいたくに感じられますし、無事に幕を開けるのは僕たちの使命だというようにも感じています。河合は、最初心配でしたが吸収力がありました。二役目が少しひょうきんで潤滑油になるような役どころなので、ちょっとオイシイなと嫉妬しています(笑)。
 オスロ合意というと難しい話のように思えるかもしれませんが、その水面下で動いていた人々の心情を描いた物語ですので、きっと何かしら心に刺さるものがあって、勇気づけられるような作品だと思います。幕を開けてお客様に見ていただき、そして最後まで完走できるようキャストスタッフ一丸となって頑張りますので、楽しみにしていてください。

 ○安蘭けい(モナ・ユール役)
 初日を迎え、ようやくここまで来られた、という気持ちです。けいこ中もリラックスしているようで、感染対策もあり緊張の日々…という不思議な感じでしたが、いよいよ開幕と思うとまた緊張します(笑)。セリフの中には、語りとして年号や事実を話す長めのものもあり、ひたすらに読んで書いて口にして、覚えました。
 この作品は「夫婦で世界を変える」という決意から始まるお話ですが、観ていただいたみなさまに世界という大きなことではなく、小さなことでも一歩を踏み出せるような気持ちになっていただければ、と思っています。無事に千穐楽を迎えられるよう、頑張りたいと思います。

 ○福士誠治(ウリ・サヴィール役)
 けいこでは感染症対策でずっとマスクをしていました。劇場に入って初めて、表情全体が見られたので、こんな表情をしていたんだ、という驚きとともに、こうしたご時世のなか、初日を迎えられることをとても嬉しく思っています。
 河合さんは坂本さんの後輩ですが、実は僕も同じ高校というつながりの後輩なんです。僕の方が絆が深い!と思っています(笑)。物語は『このままではいけない!』と、立ち上がった人物たちが描かれています。この状況ではありますが、今だからこそ、娯楽を楽しく思う気持ちも大事だと思いますし、舞台に立つ意味もありがたさも、噛みしめています。

 ○河合郁人(二役:ヤン・エゲラン役/ロン・プンダク役)
 今回僕は、二役務めることもあり、色々と考えてしまっていました。二役目の准教授の役が少しひょうきんな役で、坂本君から『普段の河合らしい雰囲気で大丈夫なんじゃない?』と一言もらって、とても気持ちが楽になりました。けいこ場での坂本君は本当にかっこよくて、学ぶところもたくさんありました。お父さんみたいな存在です!いろいろと盗めるところは盗んでいきたいと思います。
 本当にあったことの裏側を描いた人間ドラマなので、色々と勉強になっています。俳優・河合郁人を観てください。

 舞台『Oslo(オスロ)』東京公演は6日から同23日まで新国立劇場 中劇場にて、宮城公演は27、28日に東京エレクトロンホール宮城にて、兵庫公演は3月3日から同7日まで兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールにて、福岡公演は3月13、14日に久留米シティプラザザ・グランドホールにて、愛知公演は3月20、21日に日本特殊陶業市民会館ビレッジホールにて上演予定!

 ■公式サイト
 https://www.oslo2021.com/

 ■STORY
 ラーシェン(坂本)は、仕事上イスラエルや PLO(パレスチナ解放機構)に知り合いが多く、風土や人々を魅力的に感じていた。外交官の妻モナ・ユール(安蘭)のカイロ赴任に伴って中東各地を旅して回っていたある日、夫妻は2人の少年がにらみ合って武器を手にしている光景を見かける。憎しみにあふれた瞳。しかし、その奥に抱えているのは2人とも同じ恐怖なのだと気づいたそのとき、ラーシェンは決意する。『中東に和平を。少年同士がこんなことをしないで済むところへ』。

 当時、イスラエルとパレスチナは長らく緊迫した状態にあり、公人同士が会えば法に触れる。PLOに至っては死罪と決まっていた。誰もが無茶な話だと一笑に付すなか、モナの上司であるノルウェー外務副大臣のヤン・エゲラン(河合)に思いを説いて協力を得られることに。しかし、極秘裏に準備を進めていた両代表の面会がいよいよ明日に迫ったある日、大惨事が起きてしまう……。そして、ふりかかるさまざまな難局をどうにかこうにかくぐり抜けようと模索するラーシェンに、ついに、待ち焦がれていた連絡が入る。これまで非公式に進めるために民間人が派遣されていたイスラエル側の代表が、外務省事務局長のウリ・サヴィール(福士)に代わる、と……。

 ※記事内写真は「撮影:田中亜紀」

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