女優・北川景子(34)、芳根京子(24)が28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『ファーストラヴ』(監督:堤幸彦/配給:KADOKAWA)大ヒット御礼舞台あいさつを堤監督(65)とともに開いた。
作家・島本理生氏の累計発行部数12万部を超えるベストセラーの同名小説が原作。アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる作品。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀を北川が。父親殺しの容疑者・聖山環菜役を芳根京子、由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞役を窪塚洋介が演じている。
公開されて以降、北川は「同じ業界の方から観たよという声が届いていて、男性の方から意外と頂いているんです。男のプロデューサーとか、歯医者さんからもらえました(笑)」と、局地的な反響もあったり「いい意味で裏切られたという感想をくれました」とも語った。
芳根は、「公開翌日に家族で観に行ったんです。エンドロールの時感動しました。家族も涙を流していたので、喜んでいたと思いました」と、家族の心に刺さったとニッコリ。
本作は、本日登壇の3人と窪塚、中村倫也も加えた5人で、副音声版も公開されているが、堤監督によると、そのなかで北川と芳根は途中本気で泣いている部分があるのだとか。北川は、「最後のシーンで泣きました」と、告白すれば、芳根は「病院のシーンでダメでした」といい、そのシーンはそれぞれ自身の演じている部分だそうだ。
さらにその副音声版では、堤監督や中村らが芳根に向かって、“大人っぽいシーン”へ「この先は、ダメ大人になったら!」と、言い渡していたそうで、芳根は「いつになったら大人になるのかなと思っています」というと、堤監督は「きょうから大人でいいと思います」と、“解禁”されていた。
事前にTwitterを通じて質問が受け付けられ、そのなかから3人へ質問が投げかけられることに。堤監督へ、北川と芳根の印象的だった部分を挙げることとなり、芳根は役として感情を爆発させるシーンの直前に、「さっきまでせんべいをボリボリ食べた直後で」と、切り替えの速さをいえば、北川へは何度撮り直しても同じ演技を見せた部分だそうで「マシーンというか再現力がすごくて、すごい高いところにいる女優さんだなって」と、その技術力の高さを伝えていた。
続けて、北川は本作のポイントの1つとなる見て涙を流すという“親子写真”を挙げ、「写真を見て泣くというのはそんなに難しいものではなくて、私も自分の役柄のうえでですけど父親との関係に何かトラウマみたいなものがあるから、世界中たくさんいる父親と娘すごく仲のいい写真を見た時に、思わず涙が流れてきてしまうというシーンだったんですけど、本当に素敵な写真だったんです」と、エピソードを披露することも。
質問の最後に芳根へは、北川から言われて愛を感じた言葉はないかとの質問が挙がり「たくさんあるんですけど、近々で言いますのと、本当に毎日連絡をさせて頂いているんです。お互いに連絡をとっていて。『京子ちゃんが頑張ってると思ったら、私も頑張れる!』と言っていただけてすごく嬉しいと思って。好きな人と一緒に頑張れるのは幸せだなって」と笑うと、北川は現在連ドラ撮影している現況に触れつつ「自分も久々の連ドラでこんなに大変だったけなとか、家庭との両立とかで心がちょっと折れそうなときに、ちょうど良く連絡をくれて、『私も頑張ってます!』といわれると、こんな可愛い京子ちゃんが頑張っているんだから、私も頑張ろうって、一緒になって頑張ろうって気持ちになって勇気をもらっています」と、励まし合っているそうだ。
また、この日、24歳の誕生日だった芳根は、これまで憧れを語ってきた北川からサプライズで花束を贈呈。北川は「お誕生日おめでとうございます。あらためて芳根京子さんという女優さんとご一緒できて嬉しかったです、初めて出会ったときはデビューして2年めくらいで右も左も分からないという感じだったのに、途中、途中であわない間に朝ドラとか大変なお仕事を乗り越えられて、私もたくさんのお芝居を教えて頂いているな、学ばせて頂いているなと感じました。これから楽しみな……」と、気持ちを伝えていたところ、芳根は大感激し涙で顔をぐしゃぐしゃになり、北川も思わずもらい泣きするエモーショナルな瞬間があり「頑張り過ぎないでやってください」と、エールを送る。
それを受けて芳根は「こんなはずじゃなかったのに、泣いちゃった……」と、泣き笑いしながら「すごく幸せな誕生日だなと思って。まさかこのように北川さんから嬉しいお言葉を頂けるなんて」と、涙をあふれさせながらお礼していた。
そして北川から「初日舞台あいさつが終わったときに達成感もありつつ、寂しいなという想いもあったんです。このようにもう1度監督や京子ちゃんとお会いできる機会があって嬉しかったですし、役柄への挑戦は大きな挑戦だったと思います。そういう挑戦を監督とみなさんとできて、自分の人生の中でも大切な人たちだったなと思います。作品がもし終わっても、きっとこの方達とはずっとご縁が続いていくんじゃないかなと思います。そういう作品ってそんなに多くはないから、いろんな奇跡が詰まった作品だなと思います。観て頂ければ10人いれば10人共感ポイントがあるおともうので。1人でも多くの方に届きますよう願っています」と、メッセージを寄せていた。
映画『ファーストラヴ』は全国公開中!
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