10月放送のTVアニメ『Infini-T Force(インフィニティ フォース)』国内最速先行上映会が17日、東京・新宿ピカデリーで開かれガッチャマン/鷲尾健役の関智一、界堂笑役の茅野愛衣、鈴木清崇監督が登壇した。
アニメーションスタジオのタツノコプロ55周年を記念し、同社の1970年代を代表するヒーロー作品『科学忍者隊ガッチャマン』『宇宙の騎士テッカマン』『破裏拳ポリマー』『新造人間キャシャーン』の4大キャラクターが集結する作品。
関によるガッチャマンの往年の名台詞の影ナレーションとともに登場した3人。さっそく関が、今の関があるのは「タツノコプロのおかげです。タツノコプロしか観てませんから!破裏拳ポリマー、テッカマンブレード役もオーディションに落ちてきたんですよ。タツノコプロさんに55周年で愛が受け入れてもらえて」と、“関節”を炸裂させ観客たちを沸かせながらイベントをスタート。
作品のキャラクター設定について関は「ガッチャマンは本当の世界でギャラクターと戦って数年後みたいな設定なんです。でも健って元は18歳だったので、本作では24歳になってちょっと大人です」と説明しつつ、「(観た人は)驚きがあると思います。あれ24歳なのか!?って。でも、僕らの頃の24歳といえばしっかりしたおっさんですから。そういう意味では僕はいまの年齢のままやりました。いまの年齢のとき24歳くらいの精神年齢を持っているであろうと」と、世界観をフォロー(?)するのだった。
一方の茅野は、笑というキャラクターへ、「現代の若者ってこんな感じという感じがしたんですけど、どこか覚めていて、人と合わせることができなかったりとか、自分の命を遊びで使ってしまう。もうどうなってもいいやという感じの女の子なんです」と、実感とともに話す。
そのため役作りとして、「アフレコに行くには荒(すさ)んだ気持ちで行くしかないと思って、アフレコに行くときも荒め!荒め!と、心の中で罵る言葉を思い浮かべながらでした。『うざい』とか『どっか行ってよ』という言葉を言うからイライラを募らせて。日常のプチイラみたいなものを現場に持っていって、眉間にしわを寄せてやってました」と、真面目に取り組んでいたそう。そこに関が「そんなひどいことを思っていたなんて」と、からかうように言って、茅野も苦笑いだった。
見どころについては茅野はヒーローたちの“筋肉”に惚れ込んでいるようで、「筋肉よくないですか!?いまのアニメーションってシュッとしていて。筋肉美は胸板が厚い方がヒーローらしさがあっていいです!」と、披露。関は「変に恋愛に走っていないところがいいですよ。そうならないところがタツノコさんのいいところ。下心がないからすごい考えてくれているというのが伝わってきて嬉しいですよね」とのことだった。
ほかにも、本作はモーションキャプチャーが採用されているが実はモーションアクターが各キャラクターに1人ずつおり、鈴木監督が「声優さんとモーションアクターさんと2人で1つのキャラクターを一緒に作っているんです」といい、その動きの映像の際に声も入っていたということで、関も茅野も演技にいい影響が出たと絶賛の裏話も飛び出していた。
『Infini-T Force(インフィニティ フォース)』は10月3日深夜1時59分より日本テレビほかにて放送開始!なお、2018年2月には劇場版公開も決定している。ほか、バンプレストでは「スマホで引ける一番くじONLINE」が10月3日正午から販売開始予定。9月29日の「吉祥寺アニメワンダーランド」で武蔵野公会堂での先行上映会&トークショーが開催され、鈴木監督とシリーズ構成の大野敏哉さんが登壇を予定している。