俳優・松坂桃李、山崎紘菜、声優・本田貴子が4日、東京国際フォーラムで映画『モンスターハンター』(東宝=東和ピクチャーズ共同配給)ジャパンプレミアムトークショーを開催し、オンラインでポール・W・S・アンダーソン監督、女優ミラ・ジョヴォヴィッチがオンラインで参加した。
2004年に第1作を発売して以降、16年を経た今なお確実にファンを増やし、シリーズ累計販売本数6600万本を売り上げている人気“モンハン”の愛称でも親しまれるゲーム『モンスタハンター』。そんな本作が実写映画化となった。
松坂は“日本語を一切話さない日本語吹替声優”役を、作品に日本人唯一の参加者となり受付嬢役を演じた山崎、ジョヴォヴィッチの日本語吹き替えを務める本田がゲストとなった。
松坂は、劇中で日本語でも英語でもない言語・モンハン語を話すキャラクターであるハンター役を演じたが、「予告で『ディアブロス』(モンスターの名前)と言っていますが、はっきりした言葉はそれくらいで終わりなんです(笑)。大変でしたが映像のクオリティが高くてアフレコをしながら楽しんでいる自分がいました。監督とも、トニーの顔を見ながら言葉の意味について『こうじゃないか?』と予想をしながら演じました」と振り返り、「映像のクオリティが本当に感動します。監督のモンハン愛が伝わってくるのがよかった!双剣とか、武器の種類とか、モンスターの種類などモンハン・ファンがみたら『あー!』となるポイントがあります!」と、出来にうなったそうだ。
山崎は、「数年前に撮影した作品ですが、いよいよ公開が近づいてきて本当に嬉しいです」と、日の目を見る日が来て喜びの声を。日本とハリウッドの撮影の違いへ、「この年代で世界トップレベルの現場に行かせていただいたのは本当に貴重な体験ですし財産となりました。日本とハリウッドは180度違うものなのかなと思って身構えていたんですが、機材の違いがありましたが、演じることは世界共通だと感じました」と、学んだそうだ。
もし続編があるなら、「次は出演したい」と、期待を寄せる松坂に、ミラは「ぜひ、ご一緒したいです。セリフもアクションもたくさんあるシーンにしたいと思います!」との返答が。そこで、松坂は「まずはお2人と“ひと狩り”したい」と、リクエスト!また、山崎も英語で次に日本で撮影するときはぜひ参加をしたいと出演交渉をし、ミラから「交渉なんていらないわ!」と、約束を交わしていた。
そして本田から、「映画が公開することが本当に嬉しいです。ぜひみなさんに監督の愛が詰まった本作を観てほしいです。ぜひ大きな画面でいろいろな形で体感してほしいです!」。松坂はは「モンハン・ファンもそうでない方も、モンハンを好きになる作品になっているかと思います。それくらい超大作で大迫力で劇場で見る価値がある作品です!」と、アピール。
山崎は「ゲームの大ファンであるポールが10年近くあたためて素晴らしいクオリティで映画にしてくれました。ミラのアクションも本当に素晴らしいです。世界が分断されている中で、異なる種族や言葉を持つ人々が助け合うことが大切というメッセージが入っていると監督も仰っていて、そのメッセージも受け取っていただけると嬉しいです」と、語り、ミラも山崎の言葉に大きくうなずきながら「ゲームの根幹に人が繋がり合って団結をして文化や人種、言葉も関係なく力を合わせることや、よりよい世界にすることがメッセージが込められているので本作を観てそのメッセージを感じて欲しい。世界中で映画館で観ることができない中、日本のみなさんは映画を観ることができて羨ましい!日本にいたいわ!」といい、監督も「10年前にモンハンのゲームが大好きになりモンスターと素晴らしい風景を再現したいと思って作りました。発祥の地・日本で映画を公開することができ
て嬉しいです。大きなスクリーンでみてください!」と、アピールしていた。
※記事内写真は(c) Constantin Film Verleih GmbH