ジャニーズJr.でアイドルグループ『7 MEN 侍』の菅田琳寧(22)が5日、東京・有楽町のヒューリックホール東京で主演舞台『陽だまりの樹』(脚本・演出:樫田正剛)開幕直前取材会見を俳優・早乙女友貴(24)、日比美思(22)、ジャニーズJr.・阿達慶(15)、太田将熙(26)、ダンカン(62)とともに開いた。
漫画家・手塚治虫氏原作。ちゃらんぽらんな性格で酒好き・女好きだが医師として情熱に富み、優れた技術を持つ手塚良庵と剣の才能に恵まれ正義感が強く直情型の下級武士・伊武谷万二郎の2人。幕末というドラマチックな時代を背景に、時には恋敵となり、時には友情を結び、時代の荒波に揉まれながら、信じる道を描いていくという物語と鳴る。菅田は、手塚良庵役でジャニーズ公演以外の舞台出演、そして初の舞台主演を務めることとなる。
舞台衣装の和装姿で登場したキャスト陣。初日へ向け「とうとう初日という日を迎えられました」と、万感の菅田は、「僕はまだ芝居が未熟ななか、演出の樫田さんを含め、今ここにいる、そしていまこの舞台上にはいないキャストのみなさんに、手助けしてもらい、きょう、ここまで来ることができました。本番も3、4時間後にありますので、座長として堂々とステージに立ちたいと思っています。ありがとうございました」と、支えてくれているスタッフ・キャストに感謝。
初のジャニーズ以外の舞台への出演へ菅田は、「僕、ずっとジャニーズの舞台しか出たことがなくて、うち(『7 MEN 侍』)のメンバーが外の舞台で活躍や、主演をやったりしていて、刺激をもらっていたんです。外の舞台に出て演技を学びたいなと思っていたのでお話を頂いた時は嬉しかったんです」と、待ちに待っていたという様子。
さらに、初座長ということで「出演表を見ていったら、自分がまさかの座長で。あっ、僕、座長を任されるんだと思って。そういう責任を任されたので緊張とか不安とかありました」と心情を吐露。それでもジャニーズ事務所入社10年目にして初座長ということで、「まさか自分が座長を任されると思っていなかったので、10年目といういい“切り札”っていうんですか……?いい……いい……節目!(笑)いい節目にお仕事を頂けて本当に嬉しく思います」と、笑顔が浮かんだ。
作品には日舞も取り入れられることもあり、会見中にポーズをとり、「さあ、いま、フォトタイムでございます(笑)」と茶目っけたっぷりの姿も見せていた菅田。そんな菅田の座長ぶりへ、キャスト陣はそれぞれ口をそろえて「真面目」といい早乙女は「本当に熱心で、けいこが終わった後も演出家の方へ分からないところを『教えてください』と、素直に言って、ずっと台本にメモしているので、ほぼほぼ台本じゃなくなっている感じがしています。メモ書きで埋まっているような。それくらい真面目な方です」と評したり、ダンカンからイジり倒される一幕もある和気あいあいな一幕も。
その生真面目な性格が災いしてか、正反対でちゃらんぽらんな性格の手塚良庵を演じるにあたり、「いろいろ難しいんです。ちゃらんぽらんとか女好きって、どう表現したらそう見えるんだろうと思って。そこは、たくさん聞きに行きましたね。けいこが終わって短くて30分、長くて1時間くらい演出家の方を帰らせなくて、『話を聞いてください』という日々でした」と、話していた。
また、ジャニーズ事務所の先輩の『KinKi Kids』堂本光一と『KAT-TUN』上田竜也には前日に連絡をとり、「頑張れ!」と激励されたのだとか。とくに上田からは、「ステージに立って、スポットライトが当たって、お客さんが入れば、お前がスターだから堂々とやれ」と、アドバイスも受けたそうで、「その言葉を信じて、きょうは堂々とやっていきたいと思います」を、前を向いていた。
舞台『陽だまりの樹』東京公演は5日から14日まで東京・ヒューリックホール東京にて、大阪公演は27、28日に大阪・梅田芸術劇場 シアタードラマシティにて上演予定!
※菅田琳寧関連記事
・菅田琳寧 ジャニーズ以外の舞台初出演にして初主演で「主演を経験しているメンバーにすぐ相談」!酒好き・女好きだが優れた技術を持つ医師役で共演に早乙女友貴、阿達慶ら
・「7 MEN 侍」中村嶺亜 令和の影響をもろに受ける!東山紀之を持ち上げまくり「お年玉よりお小遣いが先かも」と上機嫌
・東山紀之「7 MEN 侍」&「Jr.SP」と「リネージュM」TVCMで初共演!「グループで対抗戦をやったら面白い」
※記事内写真は©︎舞台「陽だまりの樹」製作委員会/宮川舞子