『第十五回 声優アワード』が6日、東京・文化放送内で開かれ助演女優賞に声優・鬼頭明里、上田麗奈が輝いたことが発表となった。
『声優アワード』とは、その年度に最も活躍し、人気・実力を共に兼ね備えた声優、そして長年にわたって活躍するベテラン声優が集結する、声優業界のビッグイベントとなる。事前に先行して、シナジー賞をプレミア音楽朗読劇『VOICARION IX 帝国声歌舞伎~信長の犬~』が受賞、富山敬賞には関俊彦、高橋和枝賞には榊原良子が輝いたことが発表されている。
上田は、VTRでメッセージを寄せることに。以下全文。
「上田麗奈です。この度は名前を挙げて頂きありがとうございます。なぜ選んで頂けたんだろうとか、選んで頂くには未熟すぎるなとか、思うところはいっぱいあったんですけど、でも、この『助演女優賞・上田麗奈』という言葉が世の中に広がっていくことが、今まで私が携わってきた作品や、これから携わっていく作品を観るきっかけの1つになるのであれば、すごく嬉しいなと思い、ゆっくり受け止めて行かねばならないなというふうにも感じています」
「私がいままで、声優を続けてこられたのは、一緒にお仕事をしてくださった周りの方々がいたからというのが、本当に間違いがなくて、お世話になった方々にちゃんと恩返ししていくというのを、人生の目標にしているので、ちゃんと返していけるように、これから自分のいいところも、悪いところも、プライベートのことなんかも、全部含めて、表現に変えていけるように、頑張りたいと思います。きょうはありがとうございました」
鬼頭は会場に黒のドレス姿で来場し、スピーチをした。
「鬼頭明里です。このたびはこのような素敵な賞を頂いて、本当に嬉しく思って……まさか自分がもらえると思わなかったので、本当にゆっくりと驚きと嬉しさが、いま同時に押し寄せて、いろんな感情に巻き込まれている……そんな気持ちです。このような栄誉ある賞を頂けたのも、声優というお仕事をさせて頂いてから、かかわってくださった、すべてのファンの方々、すべての作品、スタッフさん、そして何者でもなかった私のことを見つけ出してくださった事務所のみなさんのおかげだと思っています。そのすべての方たちの1人でも欠けたら、このよう素敵な賞は頂けなかったなと本当に思っていますので、これからも、応援してくださるファンや、支えてくださる周りのみなさん、そして家族に恩返しができるよう、これからも声優というお仕事を続けて、みなさんに恩返しできたらいいなと思っています。本日は本当にありがとうございました」
その後、助演男優賞の島﨑信長、主演女優賞の石川由依と3人で司会の質問に答えていくコーナーへ。昨年1年がどのような年だったかへ「私たちの仕事的に、みなさんで集まって収録をするというスタイルがガラッと変わって、少人数でアフレコをするというスタイルに変わって、最初は戸惑いもあったんですけど、おうち時間が増える中で、アニメを観るという方もすごく増えていて、その中で、アニメを観て元気を頂いていますという声を頂いて、私たちも頑張らなきゃなと思いながら、新しいスタイルのなかでもみなさまに感動を届けられるように、私たちも頑張って収録しています」と、しみじみ。
さらに、鬼頭といえば大ヒットしているアニメ『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役でも知られており、司会から禰豆子というのはどういう存在かと問われ「私の人生を180度変えてくれた子というのがいまの印象ですね。周りからの目というのも変えてくれたんですけど、お芝居としても今まで、演じたことのないしゃべらない唸り声で表現するので、お芝居の幅を広げてくれたという意味でもものすごく影響を与えてくれた子かなと思いますね」と、気持ちを。
禰豆子といえば口に竹をしているという独特の装いだが、これをアフレコする際のことへ「最初の方は指を噛んでみたりとかいろいろ試行錯誤してみたんです。漫画のキャラクターなので、本物のリアルな人間だったら奥まで竹をくわえてとやっていると思うんですけど、絵で見るとそこまで奥までは行ってないなと考えながら、リアルとデフォルメのこのくらいかなということを考えながらで、結局指は噛まなくなりました」と、明かしていた。
ちなみに、禰豆子のセリフについては、「禰豆子は台本を読んでみても、戦闘シーンとか必ずここは(声が)欲しいですというところで、その部分も“うー”ぐらいのアバウトなことしか書いてないので、すごく任せて頂いていて、映像を観ながらここに必要かなというのを読み取って、こんな感じかなっていうふうにやらせて頂いていますね」と、アフレコの裏側を話していた。
※鬼頭明里・上田麗奈過去記事
・鬼頭明里 1st LIVE TOUR『Colorful Closet』大阪公演開催で華やかな衣装チェンジ!禰豆子役で出演の「鬼滅の刃」OP「紅蓮華」カバー披露も
・虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が初TIF登場!最終日のメインステージで5人でパフォーマンス
・「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live! Back to the TOKIMEKI」開催でTOKIMEKI Runners2度披露!スクスタ新キービジュ公開や田中ちえ美励ましにみんなで部屋に押しかけエピソードも
・上田麗奈「日本沈没2020 劇場編集版」へ通り過ぎていたこと「あらためて見つめ直すきっかけになった」!話に集中しすぎて照れ笑いや“弟”村中知から気遣いエピソード【上田コメントロング】
・「アイドルタイムプリパラ Winter Live」6000人動員&20人超キャストで大盛況!ペアライブやカオスなコラボ、変幻自在なみれぃなど見どころ満載に