10月放送のTVアニメ『このはな綺譚』先行上映会が24日、東京・一ツ橋ホールで開かれ柚(ゆず)役・大野柚布子、皐(さつき)役・秦佐和子、棗(なつめ)役・諏訪彩花、蓮(れん)役・久保田梨沙、櫻(さくら)役・加隈亜衣、OPを歌う音楽ユニット『eufonius(ユーフォニアス)』が登場し、司会は桐(きり)役・沼倉愛美が務めた。
漫画家・天乃咲哉氏が『月刊バーズ』(幻冬舎)で連載しているあの世とこの世の間にある温泉宿・此花亭(このはなてい)で働く6人の狐っ娘仲居たちが織りなす摩訶不思議で心温まる物語が紡がれる。
開演時間になると、まずはメインキャスト6人が登場しごあいさつから始まり、1話上映へ。上映後はそのままトークへ。秦と大野は同じ事務所同士とあって、先輩の秦に頼りつつアフレコを楽しんでいる様子を見せたり、棗と蓮はすでに信頼関係ができ上がっているということで、諏訪が久保田の腰に手を回してその距離の近さを表現し盛り上がることも。
なお、久保田によると1話の蓮が少しツンツンしていたということで、「いい子だからデレるのを待っててほしい」と、強く訴える。ほかにも、沼倉が1話で桐以外にも兼役で出演していることを明かし、観客たちへ探してみることも呼びかけていた。
中盤には『eufonius』のriyaと菊地創も登壇。菊地は本作の劇伴も担当したそうで、3週間で50曲を作ったということにキャスト一同驚く一幕もありつつ、『eufonius』によるOP楽曲『ココロニツボミ』を初披露。作品に合った雰囲気満点の歌唱に歌い終えた瞬間、場内も拍手であふれた。
その後のトークでは、事前に視聴者から募集した質問として、第一印象と現在の印象が変わった共演者は誰かという話題となり、加隈は秦がクールだと思っていたのが決断力がある人だったことや、沼倉は加隈に特番の収録で助けられることが多くしっかりしているという印象だったとも。ちなみに、riyaはその特番を観て、全員楽しそうな人と感じたそうだ。
イベント終盤には天乃氏もサプライズ登壇し、数年前に話があり長い年月をかけ、ついにTVアニメとして放送されるということで万感の思いを口にしていたが、1話を鑑賞し、「本当にすごくって、何も不安がないというか、デキが良すぎて大丈夫かなって」と、原作者も納得の仕上がりのようだった。
そのまま終演を迎えるかと思いきや、沼倉から会場を訪れてくれた方へサプライズとして、第2話の上映をアナウンスされ場内も沸き返っていた。