俳優・中山優馬、ヒグチアイ、関西ジャニーズJr.の奥村颯太、ジャニーズJr.・大東立樹、パーマ大佐、黒田こらん、木村優一、湖月わたる、池畑慎之介が26日、神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場でシンフォニー音楽劇『「蜜蜂と遠雷」~ひかりを聴け~』開幕直前取材会を音楽監督の千住明氏とともに開いた。
作家・恩田陸氏による小説『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)が原作。2017年の年間ベストセラーとなり音楽をテーマにした小説としては累計100万部超えの作品で19年10月には映画化もされ人気を博した。
風間塵役で主演する中山は「この作品は、お芝居あり歌ありと、いろんなものが詰まっています。オーケストラのみなさまと融合できるということで、今までこういった経験がないものですから舞台の幕が開くまでどういう景色が見られるのか、未だにはっきりしていないところがあります。素晴らしい音楽と素晴らしい原作の世界観をみなさまにお伝えできたらと思います。こういった大変な世の中、劇場に足を運んでくださるお客さまのお時間を無駄にしないように精いっぱい努めたいと思います」と、意気込みを。
栄伝亜夜役のヒグチアイは本作が初舞台。「初めてを経験できることはとても幸せなことだなと思います。来てくださる方も、先ほど中山(優馬)さんも仰られたように、歌やオーケストラの音楽、そして芝居というものを経験できる初めての機会となると思います。その初めてをみなさまにも経験していただけたらと思います」と、気持ちを伝える。
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール役の奥村は、「ぼくは、こういった外部の舞台に立たせていただくのは初めてになります。今、関西ジャニーズJr.の子たちも外部の舞台に立たせていただく機会が増えてきて、とても勢いがありますので、ぼくもその勢いにのってさらに加速していけるように頑張っていきたいと思います」と飛躍を誓ったり、
小山内健役の大東は「僕は、この作品が大好きです。舞台も原作も大好きで、オーケストラのみなさんが演奏をしてくださっている音楽もとても聴き心地がよくて、大好きです。そしてキャストのみなさんやスタッフのみなさんが、心が温まる言葉をくださることがすごく嬉しいです。そんな思いを込めて全力で演じさせていただきます!」と、気合十分といった様子を見せた。
舞台については、中山は「未だに完成が見えていないといいますか。舞台ではよくあることと言えばそうなんですが、お客さまが入っていただいてようやく完成するという感覚はあるんですが。今回は、千住さん率いるオーケストラのみなさまと、素晴らしい音楽と役者人の芝居の融合がこれからどうなっていくんだろうと、ほんとに不思議な感覚です。初めての経験になることは間違いないです」と、率直な心情を。
ピアノを弾くシーンもあるということで、中山も練習を積んだそうで、「作品の中でぼくがピアノを弾かせていただくところはもちろんありますが、ピアノの川田健太郎さんが素晴らしい音色をオーケストラのみなさんと披露していくださるので、僕らとしても、一番はお客さまが音楽を楽しめる状況までお芝居を持っていけたら、ベストだと思いますし、オーケストラのみなさまにもお芝居を助けてもらいながら頑張ってきたいです」と、控えめ。
そんな中山を見ながら千住氏は、「びっくりしました。これだけ弾けるんだと。素晴らしいですよ。ほんと病みつきになってくれたら新しい世界が待っているんじゃないかなと思います」と、続けるよう勧める一幕もあった。
最後に千住氏から、「この『蜜蜂と遠雷』というストリートのなかで、別のテーマを描くとすると“自然と共存する”ということだと思うんですね。そのテーマを我々が1人1人ピュアに演じることができたら、観てくださった方になにか伝わっているんじゃないかと思います。そして、みなさまにもなにか持ち帰っていただきたいと思います。なにか、人が頑張っている姿を見るというのは、勇気をもらえることだと思います。そして最後に合唱する曲は、すべてを飾る曲になっていると思います。どうかみなさま温かく見守っていただきたいと思います」と、メッセージを。
中山からは「音楽が間違いなく楽しめる作品だと思います。そして、そこにお芝居や歌、舞台芸術といったものがひとつになったとき、本当に果てしない世界に連れて行ってくれるというか、果てしない景色を見せてくれるんですよね。それが僕たちは楽しくて。その景色というのは劇場でしか味わえない景色なので、観に来てくださる皆さんと共有したいなと思います。そして、作品を進めていくうえで、まずはなによりも来ていただく皆さまの安全と安心を確保しながら、徹底的に安全対策を進めながら、作品を楽しんでただけたらと思います」と、意気込んでいた。
シンフォニー音楽劇「『蜜蜂と遠雷』~ひかりを聴け~」横浜公演は27日から4月11日までKAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて、大阪公演は4月17、18日に新歌舞伎座にて、福岡公演は5月1日からどう3日まで博多座にて上演!
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