渕上舞ガルパン最終章第3話の「テーマ」考察披露！瀬戸麻沙美「素人が見てもすごいと思う戦術」や知波単学園キャスト大空直美、米澤円、七瀬亜深キャラ合わせの髪型で登場

　『ガールズ＆パンツァー最終章』第3話上映記念舞台あいさつが27日、東京・新宿バルト9で開かれ大洗女子学園・あんこうチームの西住みほ役・渕上舞、知波単学園のメンバーで西絹代役・瀬戸麻沙美と福田はる役・大空直美と玉田環役の米澤円と細見静子役の七瀬亜深が登壇し、司会は河嶋桃役の植田佳奈が務めた。

　戦車を使った武道『戦車道』が大和撫子のたしなみという世界で、女子高校生たちが『戦車道』を繰り広げるハートフルタンクストーリーとして、2012年から13年にかけTVアニメが放送され人気を博した“ガルパン”の略称で知られる『ガールズ＆パンツァー』。TVアニメのその後を描いた『ガールズ＆パンツァー劇場版』も15年11月に公開され1年以上上映され続けるという異例の大ヒットを飛ばし、25億円を超える興行収入というアニメ映画史にも名前が残るものとなった。本作『最終章』は劇場版のさらにその後を全6話で描くもので、2017年12月に第1話、19年6月に第2話が上映され、いずれもファンを熱狂させている。

　本作では、冬の大会『無限軌道杯』の第2回戦となる大洗女子学園と知波単学園の対戦が描かれる。ジャングルの夜戦にあらゆる「突撃」を駆使した戦法で迫り来る知波単学園の対戦の結果とは……。また、他校のサンダースvs継続、黒森峰vsプラウダ、聖グロvsアンツィオの激戦が描かれているのも見どころ。

　64館でのライブビューイングが行われるなかでの舞台あいさつに。植田と渕上がパンツァージャケット姿。瀬戸、大空、米澤、七瀬はドレスアップしての登場となったが、『知波単学園』キャストは髪型は自身が演じるキャラクターと同じ髪型と、『知波単学園』を意識したという緑のコーデで合わせており華やかなものに。さらに、全員が人前で舞台あいさつができるという喜びを口にしたり、大空は敬礼しながらあいさつと、イベントをより一層盛り上げた。

　植田が観客たちに感想を問うと、万雷の拍手が返りつつ、渕上は「長いこと続けていますが、過去1番という引きで終わったなと思います」と次回への期待が高まっているといい、「いろんな展開がギュッと詰まっていて、知波単学園との戦いもそうですけど、ほかの学校があそこまで濃厚に描かれると思わなかったんです。キャラクターの心情まで描かれていたのが感動しましたし、これからもキャラクターたちの心情の変化もあって、これから先の未来も楽しくなる第3話でした」と、とにかく見どころ満載といった様子。

　瀬戸は「素人が見てもすごいと思う戦術で」と、見応えがあったと興奮するとともに、「あらためてキャタピラってアツいなと思いました。土手沿いに進むシーンがあって、あれを滑らない戦車！それと、フラッグ車のフラッグの揺れ方を見ていて、細かいところまで見入ってましたね」と、自身のこだわりの部分も披露し、ほかのメンバーを驚かせることも。

　大空としては自身の演じた福田の成長した姿が嬉しかったといい、「これまであんなに泣いていた福ちゃん（福田）がアヒル殿（大洗女子学園の女子バレーボール部によるアヒルチーム）との一騎打ちとか、キリッと勇ましい部分があって、グッと来ました」と、胸に迫ったといい、植田も「バレー部との絆はグッと来ましたね」と、うなずいていた。

　米澤は自宅のTVと映画館で観たそうで、とくに音響の違いに目を丸くして驚いたそうで、「やっぱりガルパンは“劇場版ガルパン”ってついているというのは伊達じゃないなと思いましたね」と、音周りでの感動を伝える。

　さらに、米澤は物語としては「強さって戦略なんだなって」と、感じたといい、これに七瀬も「知波単ってデキるチームで一体感のある戦車の技術だったり、大洗を追い込む技術を持っていたんだなって」と、感じ入ったそう。ちなみに七瀬は本作で水中で動く戦車もおり、渡河シーンも現実で運用されているのではと思い巡らせていたが、これについては客席側にいた杉山潔プロデューサーが首を振り、七瀬が苦笑いすれば植田が「ガルパンの戦車は特殊加工ですから」と、さりげなくフォローもしていた。

　見どころの1つとして知波単の成長した部分へ瀬戸は「後輩の発言力が増したなって。（西は）みんなの話に耳を傾けていたなって」というと大空が「それぞれが考えて臨機応変に行動できるチームになりました」としみじみ。

　すると渕上が、第3話自体がそうだったのではと考察を披露しだし、「（大洗女子学園も）みほが指揮をするというより、1年生チームやアヒルチームからの提案を受けて『お願いします』という形で、みんながそれぞれ考えて動くというテーマだった気がします」というと、一同納得といった様子で、本作内の描写をあげていた。

　そして瀬戸から、「知波単に限らず、みんなの成長が見られた第3話で、成長したからこそ、ここに来るまで知波単はどんな特訓を指定きたんだろうなと。そういった部分を知る機会があれば良いなと思います」と、願望とともにコメント。

　渕上は、「早くも4話が気になっています！」としつつ、「完全な渕上の個人的な話なのですが……」と切り出すと、全員の目が渕上に向き「各所でいろんなインタビューを受けたときにお話したことが、いまのところ渕上予想は的中してきているので、しめしめと（笑）」と、胸を張る姿にキャスト陣の笑みが浮かんでいた。その後、ガルパンイベントおなじみのパンツァー・フォーの掛け声で勢いをつけるとともに、記念撮影が行われることとなったが、パネルを見ながらキャスト陣が話が盛り上がり、植田が「楽屋みたいな感じです」と、話して笑顔あふれるなかでのものとなっていた。

　『ガールズ＆パンツァー最終章』第3話は上映中！