女優・吉永小百合主演で俳優・松坂桃李、広瀬すず、南野陽子 柳葉敏郎 小池栄子 みなみらんぼう 泉谷しげる 石田ゆり子 田中泯 西田敏行が共演し5月21日より全国公開予定の映画『いのちの停車場』(監督:成島出/配給:東映)。本作のキャラクターポスターが14日、解禁となった。
原作は都内の終末期医療専門病院に勤務し、命の終わりを真摯に見つめる現役医師でありながら、作家としてもNHKでテレビドラマ化もされ話題を呼んでいる『ディア・ペイシェント』を世に送り出した作家・南杏子の同名作。『在宅医療』に携わる医者・患者そしてのその家族たちを通して、“いのち”、“愛”、そして“いまを生きていく”、家族たちの願いを丁寧に描き出している。
長年、東京の救命救急の現場で働いていたが、とある事件をきっかけに、在宅医療専門医として故郷・金沢の「まほろば診療所」で働き始めることとなった白石咲和子(吉永)。今までの“いのちを救う”現場とは異なり、患者たちと身体の治療だけではなく、支える家族や患者たちの心と向き合うことの大切さに次第に気づいていく。「まほろば診療所」の院長の仙川徹(西田)、看護師の星野麻世(広瀬)、咲和子を慕って東京からやって来た医大卒業生の野呂聖二(松坂)たちに支えられながら、いつしか咲和子自身も「いのちの在り方」「生きるという意味」について考えていく……。
公開されたのは、雨の中で優しい表情をした『まほろば診療所』のメンバーが印象的なもの。降り続く雨は劇中に登場する患者やその家族たちに訪れる悩みをイメージしており、まほろば診療所が彼らにとって雨空の中で現れた“晴天”のような、希望に満ちたあたたかい場所であることを表現した。
とくに松坂演じる野呂のポスターでは『雨のち、希望。』の言葉が入り、ほほ笑みながら空を見上げる野呂の表情からは、『まほろば診療所』を通して成長していく様子がうかがえる仕上がりとなる。
映画『いのちの停車場』は5月21日より全国ロードショー!
※記事内画像は(c)2021「いのちの停車場」製作委員会