俳優・菅田将暉、バンド『SEKAI NO OWARI』Fukase、高畑充希、中村獅童、小栗旬が27日、都内ホテルで映画『キャラクター』(監督:永井聡/配給:東宝)完成報告会を永井監督、原案・脚本を担当した長崎尚志氏とともに開いた。
高い画力があるも、お人好しのせいで万年アシスタントの漫画家・山城圭吾(菅田)が偶然、4人の一家殺人現場を目撃。その犯人も見ていた山城は、自分だけが知る犯人像をもとにサスペンス漫画『34(さんじゅうし)』を描き、それが異例の大ヒット。そのおかげで恋人の夏美(高畑)とも結婚でき幸せの生活を送る……かのように思われたが、その後、4人家族が次々と狙われる事件が起こりだし……。
3度目の緊急事態宣言中ということで、本来予定していた完成披露試写会が中止という状況に。そんななか、白いシャツにブラックのタイをあわせブルーのジャケット、黒のパンツ、スニーカーという姿で現れた菅田は、「試写会は中止になりましたが、配信されると聴いています。なんとか僕は元気でやっています」と、元気な姿を見せる。
漫画家役を演じて、「漫画大好きなんで、憧れの漫画家さんに一部でも触れられて嬉しいです。まんべん”(『浦沢直樹の漫勉』)という番組を観ていたので」という菅田。本作の原案・脚本を担当した長崎尚志氏といえば漫画家・浦沢直樹とタッグを組んでの作品を描くことでも知られているが、「20代の浦沢直樹と似ていますね。イケてない頃の浦沢直樹に似てます」と、評していた。
一方、一家殺人事件の真犯人・両角役を演じたFukaseは本作が映画初出演とあって、「気を使って頂いて優しくして頂いて、この作品が完成しました。この場を借りて、お礼たいなと思います」と切り出す。その役作りへはFukaseは「殺人衝動を作るのに苦労しました。ですから、絵を描いて理解していこうと思って油絵を描いたんです。それを監督に見せたら『それは本編で使いたいから2メートル×2メートルに描き直してくれ』と言われて。そんな大きい必要あると思ったんですけど、本編観たら、ああと思いました」と、振り返る。
そんな、Fukaseについて菅田は、「Fukaseさんと接していると映画のいい加減のとなところが浮き彫りになるというか、1個1個丁寧に考えられているだということを感じましたね。殺人鬼の役作りで、プライベートで包丁売り場に行ってセリフを練習したっていうんですよ」と、エピソードを披露する。すると、Fukaseは「警備員につかまったら『映画のセリフを練習してました』というので、変な感じで映画の宣伝に鳴ってしまうと思って。なるべく早くスーパーを出ました」と、入れ込んで役作りをしていたいう。そんな姿を見ていたという菅田は「ハッとしましたね。忘れてたことだなって思いました」と、思うものがあったようだ。
会見では、小栗はとてもニッコニコであいさつして、菅田も釣られて笑みを見せたり、獅童が小栗が実は年齢は違えど同じ高校の出身でお芝居での共演が17年ぶりと話したりと、作品の緊迫感とは違って和気あいあいといった様子で進行。
菅田は「もうすぐ公開します。キャラクターという個性であったり、生き様や人生がテーマになっているのかなと思います。守るものだったり、人生の選択をしていくものなのかなと。サプライズもある豪華な演出もあって、飽きずに最後まで楽しめる演出もあるので映画館でご覧頂ければ」と、メッセージを寄せていた。
映画『キャラクター』は6月11日より全国ロードショー予定!
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