歌手で俳優・及川光博(51)、声優・古谷徹(67)が27日、東京・丸の内ピカデリー DOLBY CINEMAでアニメーション『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』メディア向けトークイベントを開催した。
ガンダムシリーズ最新作。宇宙世紀と呼ばれる世界で、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で描かれた第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年後が舞台。腐敗の進んだ地球連邦政府に抵抗する反地球連邦政府運動「マフティー」。その「マフティー」を率いるリーダーのハサウェイの戦いを描く。
芸能界でもガンダム好きとして知られる及川とアムロ・レイ役で知られる古谷のトークショー。緊急事態宣言下とあり、劇場にはメディアと関係者のみという形で行われたが、なんと古谷は『逆襲のシャア』でアムロが着用していた衣装、及川は同作のシャアの衣装を着て登壇するというきらびやかなものとなり、いきなり会場を沸かせることに。
とくに、及川は、マントを翻らせたり、敬礼をしたりとノリノリ。この日のための特注衣装だそうで、古谷から「お似合いじゃないですか」と声をかけると、「私ガルマザビなら得意なんですが……仕事の関係もあって金髪まで寄せられなかったんです」と、若干心残りもあるよう。
さらに、『逆襲のシャア』でのシャアの演説シーンを「手の角度ね」というところまで再現して笑みを浮かべつつ、プレゼントされると聞いて、「営利目的でなければ自分のコンサートで着ていいですか?」と、今後の着用もありそうな展開をみせていた。
ファン歴へ「大変恐縮でありますが、最古のファンの一人です。42年、8歳のころからですので」と、筋金が入っている及川だが、古谷が「νガンダムは伊達じゃない!」「エゴだよ!それは!」と『逆襲のシャア』の名言に大興奮といった様子だった。
そして『閃光のハサウェイ』の話題へ。古谷は「原作の小説版にはアムロが出てこないので、お声をかけて頂いたときにえっ!?てまず思いました。台本を読むまで楽しみでした」と驚いたそうだが、「最新の技術を使ったアニメでまたアムロを演じられるんだなというのが嬉しかったですね」と、喜びもひとしおだったという。
一方、及川は、本作が劇場公開されるときいたときに、「作品の存在はホビージャパン等々で知っていたんですが、原作を読んだことがなかったので先入観なしに体感しようと思いました」と話す。さらに及川が胸を弾ませたのは、作品に登場するクスィーガンダムの「公式のイントネーション、音声的なイントネーションも発表されるんだとワクワクしました」という部分もあったそうだ。
ひと足先に作品も観たという2人。2人とも共通していたのは作品に登場するヒロインのギギ・アンダルシアというキャラクターに目を奪われたそうで及川は「惚れてまうやろ!」といえば古谷も「惚れてまいますね。ガンダム作品って必ずああいう子が出てきますよね」と、うなずいた。
ほかにも、古谷としては「コクピットのなかの描写がとってもリアルで、素敵だなと思いました」といい及川は「CGの使い方というか、褒め言葉として『実写!?』という感じがしました。市街戦もすごかったです。それとハサウェイを含めて少年を中心にしたストーリー展開じゃないですか。ハサウェイは大人なので、25、26かな。宇宙世紀の描き方が違っているんです。大人のムードが漂っていますよね」「みんなコクピットの中でよくしゃべってますね」と、感じたことを伝えていた。
最後に2人にとってガンダムシリーズとは?というざっくりした質問が。これに古谷は「僕にとってはライフワークで、いつも思っているんですけど、『THE ORIGIN』の8歳のアムロから『逆襲のシャア』の29歳のアムロまで演じさせて頂いて、その後のハサウェイにも出演させて頂いて、アムロ・レイという1人の男の一生を演じたいなと僕は常々思っているんです。『Zガンダム』から『逆襲のシャア』の間とかまだ映像化されていませんので、そのへんをぜひいつか映像化して頂いて、そのアムロも演じきりたいと思っております。もう自分の分身であり、ライフワークになっている作品です」と、思いの丈を伝える。
続く、及川は「すいません。こんなにありがたいお話の後に、僕にとってガンダムシリーズとはナポリタンです。子供のころから好きで、おそらく一生、好きなんですよ。もう嫌いになれないんですよ。ナポリタンかすき焼きです」というほどのダンダム愛を見せつつ、「僕自身も何度でも観たい作品ですし、そして早く続きも観たい!ですので、これはもう劇場でよろしくどうぞ」と、呼びかけていた。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は5月21日より公開予定!
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※追記に伴いタイトルを変更しました。