ジャニーズJr.でアイドルグループ『美 少年』浮所飛貴（19）が29日、東京・丸の内TOEIで主演映画『胸が鳴るのは君のせい』（監督：髙橋洋人／配給：東映）完成報告イベントを女優・白石聖（22）、原菜乃華（17）、俳優・板垣瑞生（20）、髙橋監督とともに開いた。
本作は漫画家・紺野りさ氏が『ベツコミ フラワーコミックス』（小学館）に掲載し、累計発行部数250万部を突破した同名作が原作。高校1年の3学期に転校してきた有馬隼人（浮所）。篠原つかさ（白石）は、クールな彼が自分にだけ見せるふとした優しさに惹かれ、2年生の終わりに告白するも、「いい友達だと思っている」とあっさりとフラれてしまう。そして高校最後の一年。林間学校や夏祭りなど青春を彩るイベントを共に過ごしながら、まっすぐに有馬を「スキ」でい続けるつかさ。そんなつかさの思いにふれ、次第に有馬の気持ちにも変化が……。つらくても切なくてもやめられない“片思い”を描く青春ラブストーリーとなっている。
浮所はチェックのジャケット姿で登場し、「早くみなさんに観て頂きたいと僕も胸が鳴っております！」と、公開が待ち遠しいといった様子。
昨年、10月にクランクアップしたそうだが、撮影現場を振り返って、浮所は、「現場は本当に学校生活をしているみたいに和気あいあいとしていて。シンプルに学校生活をしている感じで、きょうも同窓会みたいな感じで『久しぶりー』と、あいさつしてましたね」と、しっかり信頼関係を築けたという。
とくに、浮所は板垣との仲は深まったようで、板垣は「あだ名があって、“うっきー”とは……」と、浮所のあだ名を“うっきー”とつけて呼んでいたのだとか。すると浮所も板垣のことを「“みずき”なので、“ず”を抜いて“みっきー”って呼んでて、カワイイなぁって（笑）。あだ名を呼びあったのも、撮影初日だよね。自然に呼びあえて、距離がちかうなったよね」と、振り返り板垣と笑みをかわしていた。
そんな浮所の座長ぶりへ、白石は「ムードメーカー的存在として、盛り上げてくださって」といえば、板垣も「うっきーにしかできない座長でした。人と人との距離がなくて、楽しんでいきましょうという感じで。いい仲間ができるという感じで」と、いい雰囲気が流れていたという。
浮所としては、「番宣で、映画をやりますよということ自体、あらためて自分が主演したと感じるポイントです。やっぱり学園モノなので、みんなでやりやすい雰囲気なら良いなと思って。スタッフさんも含めて積極的に話しかけにいけましたね。早く仲良くなれればと思って」と、雰囲気作りに腐心していたようだった。
続けて、事前に一般の方から集めた質問に答えるコーナーへ。浮所に自身が演じた有馬を真似したい部分はないかとの問いかけに、「有馬くんは僕とは真反対なくらいクールなんです。僕は明るく太陽みたいにやっているんですけど、クールさは男の僕でも憧れるくらいで、あと、有馬くんのカバンを持っての歩き方。これはいつか実践したいですね」と、手持ちのカバンを背中に回して持つウォークを披露していた。
イベント中盤には、本日追って解禁を予定しているという登壇の4人の1人1人がチョイスした“胸が鳴るシーン”が上映。4人それぞれ自身の選んだシーンは気恥ずかしさからか身悶えしている姿が。浮所は、ほどけてしまったつかさの髪を有馬が束ねる林間学校のシーンをチョイスしていたが、「僕はここイチオシですね。映画オリジナルのシーンで、女性の髪を触ることはなかなかないと思うんです。なんともいえない、キュンキュンさがあると思います」と、胸を張っていた。
イベント後半には浮所による『胸きゅん宣言』をするコーナーが。浮所が本作を観る方々へ本作を観ると胸が鳴ることをアピールするため、設置された鐘を鳴らすコーナーも。この鐘、白石の声を元に制作した「きゅん」という音が出る仕組みとなっており、浮所のみ白石の声だということが伏せられているという状態で始まる。
しかし、浮所は「きゅん」という音が出ること自体知らなかったようで、まずは「えっ！？待って、何！！？『きゅん』『きゅん』て鳴る鐘初めてです！（この声は）誰！？監督さん！？えっ、誰ですか！？」と、わたわたといった様子で困惑。そして、それが白石と知らされ、「えっ！？嘘でしょ！？可愛い声になってましたよ！ありがとう！」と、大興奮だった。
映画『胸が鳴るのは君のせい』は6月4日より公開予定！
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※記事内画像は（c）2021 紺野りさ・小学館／「胸が鳴るのは君のせい」製作委員会
