音楽座ミュージカル『リトルプリンス』(演出:小林香)が2022年1月に東京・日比谷のシアタークリエで上演を予定していることが1日、発表となった。
本作は、作家・サン=テグジュペリの『星の王子様』を原作として、1993年に誕生した作品で、文化庁芸術祭賞、読売演劇大賞優秀女優賞・優秀スタッフ賞など数々の賞を受けた名作として知られている。
キャストも発表となり、小さな惑星を飛び出し様々な星を旅して地球にやってきた「王子」は声優、歌手、女優とマルチに活躍している坂本真綾、さらに、音楽座初演でも王子役を演じたオリジナルキャストの土居裕子がWキャストで演じることとなる。
砂漠に不時着して王子と出会う「飛行士」と、王子と仲良くなる「キツネ」の二役を井上芳雄、王子の星に咲くプライドの高い「花」を花總まりが演じることとなる。
■あらすじ
サハラ砂漠に不時着した飛行士は、宇宙に浮かぶとある小惑星からきた王子と出会う。王子が暮らしていた小惑星はとても小さく、火山が3つとバオバブの木、1輪のバラの花が咲いているだけ。ある日バラの花と喧嘩をした王子は、惑星を飛び出して旅に出た。その旅の中では、ヘビ、キツネをはじめとしていろいろな出会いを経験して、地球にやってきたのだという。
飛行機の修理を続けながら王子の旅の話を聞いているうちに、持っていた飲み水が尽きて途方に暮れる飛行士に、王子は「井戸を探そう」と提案する。井戸なんて見つかるはずもないと思いながらも、飛行士は王子と共に探索を始め―。
■スタッフ
音楽座ミュージカルオリジナルプロダクション
総指揮/相川 レイ子
脚本・演出/ワームホールプロジェクト
音楽/高田 浩・金子浩介・山口琇也
製作著作/ヒューマンデザイン