映画『僕と彼女とラリーと』(監督:塚本連平/配給:イオンエンターテイメント / スターキャット)が、歌手で俳優・森崎ウィン主演、ヒロインに女優・深川麻衣に起用し、今年10月1日より公開予定であることが7日、発表となった。
2021年11月の『FIA世界ラリー選手権(WRC)』開催地となる愛知・豊田市と岐阜・恵那市が舞台。父親との確執により過去にとらわれ将来に迷う主人公の青年・北村大河を森崎ウィン、大河の幼馴じみで自身のアイデンティティーに添い地元で暮らすシングルマザー・美帆を深川が演じる。
葛藤を抱えた若者が 故郷の美しい自然と人々の温かさに触れ、自身の夢と大切な絆を取り戻す……。ラリーを通して若者の再生と夢にチャレンジする人々の姿を描いた心温まるヒューマンストーリー。
森崎からは、「映画『僕と彼女とラリーと』の主演を務めさせて頂きました、森崎ウィンです。 僕自身、愛知県には凄くご縁がありましてこれまでも何度か仕事で行かせて頂きました。今回は、その愛知県豊田市の一つの家族の物語。美しい景色と心優しい人々に囲まれながら、心温まるストーリーの中で生きる事ができて大変誇りに思います。山あり谷ありな人生を、トヨタGRヤリスとともに走ったこの物語が、みなさまの明日への糧になれば幸いです」と、メッセージを寄せている。
深川からは、「今回、この作品に参加させていただき、初めて『ラリー』という競技を知りました。モータースポーツに触れるのは人生で初めての経験でしたが、プロの方々のご指導のもと、撮影を通してこの競技が年齢・性別関係なく愛されている理由が分かった気がしました。だからこそ、車やモータースポーツにはあまり詳しくないけど大丈夫かな?という方にも、ぜひ気軽な気持ちで観て頂きたい映画です。 家族愛、人間愛、仲間愛、ラリーを通してたくさんの愛が描かれているあたたかい作品です。豊田市の豊かな自然の中を、ラリーが駆け抜ける迫力のある映像をぜひスクリーンで楽しんでください」と、語っている。
なお、主題歌『JOYRIDE』は歌手・加藤ミリヤが担当することもあわせて明かされた。加藤からは、「地元豊田市が舞台になった作品に音楽で関われたことに心から感謝します」と、感慨深げ。「車の街、おいでん祭り、子供の頃に私が見ていた情景を思いながら大切に書きました」と、楽曲への思いとともに「私自身豊田を離れてしばらく経ちますが、故郷があるということがとても幸せなことだとこの作品からあらためて教わりました。今回書き下ろしました『JOYRIDE』で、豊田市に対する愛と感謝を捧げます」と、メッセージを寄せている。
■ストーリー
早くに母と死に別れた主人公・北村大河(森崎ウィン)は、ラリーに打ち込む父の身勝手さが母の死を早めたと思い込み、大学入学と同時に東京に出た。俳優を目指しながらも漠然とした不満を感じるなか、幼馴染で地元に暮らす上地美帆(深川麻衣)から 突然の父の死の知らせが届く。久しぶりに故郷の豊田市に戻り、自然や地元の人々と触れ合う中で真の父の姿に気付き、自分の生き方を意識し始める。
大河の父はラリーで数々の栄誉に輝いたメカニック。自動車会社を退職して地元の町外れでガレージをはじめ、関係者の間では名の知れた存在。父が残したガレージで本当は父と一緒にラリーに関わりたかった自分に気付く。シングルマザーとして故郷と自身のアイデンティティーを大切に生きる美帆に導かれ、このまちで夢をかなえようと決意する――。
■公式サイト
bokukano-rally.com
■Twitter
@bokukano_rally
※記事内画像は(C)2021『僕と彼女とラリーと』製作委員会