俳優・森崎ウィン、髙橋颯、安蘭けいらが9日、都内でミュージカル『ジェイミー』(日本版演出・振付:ジェフリー・ペイジ)歌唱パフォーマンスなどを繰り広げた。
ドラァグクイーンになる夢を持っている16歳の高校生ジェイミー・ニュー(森崎/高橋のWキャスト)が主人公。母親から真っ赤なヒールをプレゼントされたことをきっかけに、夢に向かって強く突き進む思いを抱いたジェイミーは、高校のプロムに本来の“自分らしい”服装で参加することを目標にするが、学校や周囲の保護者たちは猛反対に遭う……。いくつもの困難を乗り越え、自分らしさを貫くジェイミーの姿が感動を呼ぶミュージカルで、2007年にイギリス・ロンドンでミュージカル化され、今後は映画化も決定している作品だ。
イベントがスタートすると楽曲『誰も知らない』、『頭の中の壁』、『スポットライト』、『我が子』、『暗闇を抜けて』の5曲を披露。キャスト同士の連携や、作品の熱が伝わってくるようなパワフルなパフォーマンスとなり、森崎は「楽しかったです!この時期にパフォーマンスできる幸せを噛み締めています」と、しみじみと話せば、髙橋も「僕も楽しくパフォーマンスさせて頂きました!いろんなつながりを大事にして1個1個作っていきます」と、気持ちを伝えた。
作品を演じるにあたり、ロンドンの人気作ということで、森崎は「ある意味プレッシャーを感じています。ですが、今この時代に伝えるべきメッセージが詰まっていて、頑張ろうという気持ちで、いまはその一心です」と、メッセージ性の高さに惹かれているよう。
髙橋は「この場所から世界に発信していくことへの喜びを感じています。作品自体が楽しくて、普遍的な愛を描いています。真剣にいろんな問題やいろいろなものと向き合っているで、それを形としていくのが楽しみです」と、コメントを寄せつつ、「楽しくもあり、愛に包まれた作品であると同時に、より考えるべきこと、伝えるべきことを伝えるために、いろんなことに向き合って、自分のなかに落とし込んで伝えられるようにしたいと思います」と、作品へ深い理解をできるよう心がけているそうだ。
Wキャストでの主演ということでお互いを意識している部分は?との質問も飛んだが、森崎は「いまは颯(ふう)と呼ばせてもらっていて、練習で自身なさそうにやっているんですけど、理解して掴むと無茶苦茶早くて!瞬発力というか爆発力を感じていまして。Wがキャストで一緒に作っていこうという気持ちと、負けないようにという気持ちです」と、いうと、髙橋も「負けないように頑張るという気持ちはあります」と、意識しているそうで「ウィンさんも爆発力があるんです」と、お互い切磋琢磨している様子を窺わせた。
ちなみに、この日は、記念撮影の際に、ジェイミーの赤いヒールの履いた姿もお披露目。まだ慣れていないのか、歩きづらそうだったが、森崎は「めちゃめちゃ足痛いです」と苦笑いを浮かべつつ、「でも履くとスイッチが1個入るんです。(履きこなせるよう)スクワットをめちゃめちゃやっております」とも。髙橋も「あの……高いです(笑)もうちょっと低くならないかなと思っています……嘘です(苦笑)」と、弱音を吐露する一幕もあった。
ミュージカル『ジェイミー』は8月8日から29日まで東京建物Brillia HALLにて上演予定!なお、チケットの一般発売は5月26日午前11時からを予定している。
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