『17LIVE presents AKB48 15th Anniversary LIVE AKB48 単独コンサート ~好きならば好きだと言おう~』が23日、神奈川・ぴあMMアリーナで開催。『AKB48』グループのメンバー64人が約2時間にわたり、48曲をノンストップでパフォーマンスし続け、ファンの視線を釘付けにし続けた。
前日22日に峯岸みなみの卒業コンサートを終え、1期生のいない初の単独コンサート。本公演は最年長の柏木由紀が演出を担当し『今までのAKB48もこれからのAKB48も大切にしていきたい』という願いを込めた1年4ヶ月ぶり(2020年の『AKB48 単独コンサート@TOKYO DOME CITY HALL』以来)の公演となる。
オープニングは『愛の存在』でスタート。イントロが流れると『AKB48』グループ総監督 向井地美音が「きょうは48曲ノンストップで行きます!みんなついてきてね!」と、MCなしを予告し、メンバー全員64人がステージに登場。2曲目の『大声ダイヤモンド』では、声を出せないファンに変わってAKB48恒例のファンの掛け声(MIX)を武藤十夢が行うという工夫も。その後もメンバー全員で『サステナブル』『ずっと ずっと』『法定速度と優越感』とアップテンポの曲を立て続けに披露することとなった。
6~14曲目のチーム曲ブロックでは、各チームごとにテンポ良く楽曲を披露。会場がペンライトでチームカラーに染ったり、15~20曲目のユニット曲ブロックでは、加藤玲奈・武藤十夢・山内が『黒い天使』を披露。妖艶なパフォーマンスでファンの視線を釘付けにし、千葉恵里はセリフを喋りながら『小池』でセンターを務めることも。入山杏奈・小栗有以・柏木・谷口めぐ・村山彩希は、場内に風が吹き荒れ髪をなびかせながら『1994年の雷鳴』をクールに歌い上げました。
21~28曲目のカテゴリーブロックでは、それぞれコンセプトをもったグループが出演。まずは、“アイドル”グループが、キラキラ全開のパフォーマンスで『最強ツインテール』『遠距離ポスター』を。“歌うま”グループは、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦ファイナリスト」の岡田奈々が、圧倒的な歌唱力で魅せる。『AKB48』の人気バラードソング『桜の木になろう』ではハーモニーを奏でた。
29~34曲目の加入期ブロックでは、『ビーチサンダル』の冒頭で大盛真歩が「48曲ノンストップライブ!ここからは加入期で区切って楽曲を披露します!まずは1番フレッシュな私たちドラフト3期生です」と、元気いっぱいにパフォーマンス。対照的に、3~10期生のベテラン勢による『背中から抱きしめて』では、魅惑的なステージ&安定感を両立させたステージを見せた。
35~44曲目では、『AKB48』らしく大人数を生かした構成なうえ、アップテンポの楽曲を連発し、メンバーたちも踊り倒す怒涛の展開を魅せる。本編ラストの楽曲『ファンレター』のイントロでは岡田がファンへの感謝を語り、柏木は「ノンストップでのコンサート、私たちの想いや気合がみなさんに伝わっていると嬉しいなと思います。1期生が全員卒業した今、今までの『AKB48』、『AKB48』を作り上げてきてくれたメンバーへの感謝の気持ちを忘れず、これからの『AKB48』はもっともっと大きなステージに向かって歩んでいきたいです。これだけたくさんのアイドルがいる中で私たち『AKB48』を選んで応援してくださっているファンのみなさんにとって、誇りに思える、そして胸を張って心の底から好きだ!と言えるグループでありたいと思います」と、気持ちを伝えるとともに、メンバーたちが観客たちに一礼しながら袖にはける演出となった。
間を開けずに始まったアンコールでは、Tシャツにショートデニム姿でメンバーが登場!17LIVE 事前特別配信での視聴者投票で選ばれた楽曲『ひこうき雲』を披露。『永遠より続くように』では、メンバー全員で横一列に並び、岡部の合図で観客全員とウェーブを行い『真夏の Sounds good !』で48曲ノンストップ披露のラストを飾りました。
ここでスクリーンに“特報”の文字が?2021年9月29日に『AKB48 58th シングル』が発売されることが発表。今回のシングル曲はなんと、AKB48 19thシングル『チャンスの順番』以来10年9ヶ月ぶりとなる『AKB48』メンバー単独でのリリースとなることも発表され、柏木が「『AKB48』だけに任せてもらえたのは嬉しいかな…あれ!結構嬉しいかも!!」と、思わず落涙することも。
さらにサプライズ発表が続き、「『AKB48』新プロジェクト」と銘打って7月より地上波放送で新番組が始まることが発表され、メンバーも大興奮!直後に番組の仮タイトルが『乃木坂に、越されました。~崖っぷちのAKB48の大逆襲~(仮)』であることを知り、「え??どういうこと?!」「なになになに??」「うそーーーー!!」「これがタイトル?」と大慌て!戸惑いを隠せない様子。
柏木は「久しぶりにAKBっぽいなって思った!」とコメントし、向井地は「新番組も含めて、シングルも含めて、『AKB48』頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」とあいさつしていた。
最後に、メンバーが袖にはけた後に向井地が1人ステージに残りスピーチを始める。「この2日間盛りだくさんあって、本当にAKB48が大好きだなってメンバーのみんなもファンのみなさんも、あらためて思ってくれたと信じています。先輩たちが繋いできてくれたこのAKB48を、私たち今の世代で繋いでいけるように頑張ります」と、話したが、感極まって感動の涙を流し、柏木が戻ってきて頭をポンポンする温かい一幕もありつつ、終演を迎えていた。