アイドルグループ『ふぉ~ゆ~』の松崎祐介(34)、俳優・寺西拓人(26)らが26日、東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで舞台『流星セブン~暁の操り人~』(演出:伊勢直弘)東京公演のフォトコール・取材会を開催した。
舞台は町人文化が栄華を極め、活気にあふれている江戸時代中期。松崎演じる蔦屋重三郎は、本屋を営むのは表の顔だがその実、悪党を憎む操り人、過去には何やら抱えるものがあった……という複雑な面を持つ人物となっている。歌、ダンス、笑い、ダイナミックな大立ち回りなど、ジャンルも時代も越えた、“面白い”をごった煮した空想時代活劇となる。
フォトコールでは数シーンが公開。語り部的な立ち位置とともに軽快なダンスで話を回していく松崎や、颯爽と登場する寺西、“必殺仕事人”のように任務を遂行していくキャスト陣など、熱気あふれるものとなった。
終演後の取材会で松崎は「初めての時代劇と言いますか、江戸時代を初めてやるんです」と、初体験となる舞台への期待を寄せつつ、同所という場所についても「初めて主演した(2018年上演の)『デルフィニア戦記~動乱の序章~』のさくらホールでもあるので、そういうことでもまた縁があるのかなと思いまして。こうして戻ってこれて嬉しいですね」と、感慨深げ。
寺西は新型コロナウイルス感染防止の観点から、残念ながら中止となってしまった大阪公演に触れ、「観に来られなかったお客さまもいて、悔しい思いをしているので、そのぶんを東京公演で取り返すというか、初日公演を迎えられることを本当に幸せだと思います。8公演ですけど盛り返して頑張りたいと思います」と、ファンを思ったコメントを寄せた。
続けて、時代劇をやったことによって、「普段使わないような言葉とか、日本語の勉強にもなりました」という松崎だったが、寺西は「『心ここにあらず』というセリフがあるんですけど、1番心ここにあらずって顔をするんで、面白いんです。そこは観て頂きたいです」と、見どころ(?)を。
すると、松崎が「時代劇エンターテインメントスーパーです」と謎の単語を言い出すことになり、記者たちも頭に?をつけて解説をお願いすると、「スーパーエンターテインメントというところを、時代劇エンターテインメントスーパーにしていて」と説明。寺西が「スーパーって、それドラゴンボールのことですか?」と問いかけたが、松崎は収拾のつかない話を展開しだし、寺西が「すいません、あまり堀り下げないであげてください」と、ついにストップをかけるコンビネーションの良さを見せていた。
気を取り直して作品の話題に戻り、寺西は歌舞伎役者役ということで、「歌舞伎役者のVTRをプロデューサーさんに教えてもらって勉強させて頂きました。正直、動画を観てできるようなものではないなと(苦笑)。そこは見様見真似というか。お手柔らかにという感じで」と、照れ笑い。
では松崎は作品のために何かしていたことはとの質問も飛んだが、「今回蹴ったりするので、普段使わないところも使ったりして、拳と手と脚だけで表現するというアクションで、キックボクシングを『嵐』の相葉雅紀くんと行っていたので」と言いつつ、その場で、キックボクシングを始める自由なムーブを見せる。
これに寺西は「相葉くんの名前を出したから(記事のタイトルに)使われますよ」と、笑って話していたが、記者から「相葉さんは観に来てくれる?」との問いかけには松崎は「あー、そうですね……忙しいんじゃないですかね。声をかけますわ。連絡しておきます」と、トライはしてみるそうだ。
タイトルの“あやつり”にかけて、あやつりたい人はとの質問に松崎は「相葉雅紀か堂本光一」と即答しつつ、「階段落ちを何回もやらせます」と挙げ、記者が「(2人に)恨みとかないですよね?」と問うと、そこは「尊敬している先輩です!相葉くんはおなかすいたら、『メシ行くか?』と言ってくれて、普段アニキと呼ばせて頂いているんです」と、慕っているそうだ。逆いま誰かに操られているのではとの問いかけには「サンチェさんに操られてるかも」と、ジャニーズ事務所内の振付の先生の名前を挙げる一幕もあった。
ほかにも、松崎は座長としてどうかとの問には、「座長っていう感覚があまりないっていうか。みんなのこと1人1人が主役だと思ってるんです。唯一座長らしいことしたと、胸を張って言えるのがおかきを差し入れしたことです」と、軽口を叩いていたが、寺西はその座長から演技面で、「『袖から出てくるときに暗転していても観られていて、転換とかパネルの後ろにいるときも、意識しておいて』と言われて」と、しっかり座長らしいこともしているようだった。
また、寺西はジャニーズJr.を卒業して以降初の舞台だそうだが、「卒業っていうの何ていうんですかね。あまり実感はないんです。でも、普段ネットニュースとかでしか(寺西を)見ていない地元の友第とかが、『やめたの!?』ってすごい心配してメールくれたんで、そういうふうに思われない仕事をしたいなって」と、意気込んでいた。
舞台『流星セブン~暁の操り人(あかつきのあやつりにん)~』東京公演は5月27日から同30日まで渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて上演予定!
■スタッフ・キャスト
脚本:米山和仁
演出:伊勢直弘
原案・監修・総合プロデュース:黒谷通生
蔦屋重三郎役 松崎祐介(ふぉ~ゆ~)
大谷鬼次役 寺西拓人(ジャニーズJr.)
平賀源内役 なだぎ武
山城 長明役 株元英彰
唐犬権兵衛役 橋本全一
喜多川歌麿役 大海将一郎
浅見 凛役 壱城あずさ
平手造酒役 吉田メタル
大岡忠相役 石坂勇
―ツメ人形衆ー
田沼ジョージ 林宏樹 長田健一 石倉和樹 須貝汐梨 篠原孝文
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