タレント・長濱ねる（22）、お笑いタレント・劇団ひとり（44）が23日、東京・スペースFS汐留でNetflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』（監督：ザック・スナイダー）“愛しのゾンビ映画”ファンイベントに登場した。
ある日、ゾンビが大量発生し、人類はからくもラスベガスに隔離することに成功していたという設定から始まる作品。ゾンビと死闘を繰り広げ静かに暮らしていたクセ者傭兵の主人公・スコットが謎の男（真田広之）の依頼により、ラスベガス地下の巨大金庫に眠る大金を狙うべく危険エリアに侵入することになる。しかし、その先にいたのは、ゆっくり徘徊するゾンビではなく、スピーディーで機敏なうえ体術まで繰り出し、組織だった活動までするゾンビたちだった……。
Netflixのヘビーユーザーでスナイダー監督の作品にも注目しているという長濱は、リモートで49人の一般人も参加し、スナイダー監督好きがそれだけ集まっているということに感激。
一方、かなりのゾンビマニアでもあるというひとりは、「『ウォーキング・デッド』くらいからですが、ゾンビ愛を有村昆さんの代わりに話したいと思います」といきなり旬なネタをぶっこんだあいさつをしつつ「ただ怖いだけではなく学ぶこともあったりしますよね。自分だったらどうするかということを考えると、俺序盤に殺される役かもな、敵役かもなと考えたりもしますよね」と、持論を展開。
さらには、「逃げるの怖いから早めにゾンビになっちゃうかな。でも噛まれるのは怖いから、自分で針でついて、そこにゾンビの血を流しますね。でも人に襲われるのも嫌なので密室で」と、細かな展開まで話すひとり。長濱も「分かります！」と、膝を叩いて賛成し「逃げるの怖いですし、早めになっといた方が安牌なんですよね。すごく逃げる方ばかり考えて、どういうところが見つからないかと思って、確かにゾンビになっちゃえばいいのかと」と、視野が広がったようだった。
そんなひとりの好きなゾンビ作品は『ウォーキング・デッド』といい、長濱は「5年くらい前に観た『ドーン・オブ・ザ・デッド』です。開始5分くらいでゾンビが出てくるんです。驚きとハラハラが続く感じが好きです」とのことだった。
本作のお気に入りや印象的だったシーンに移り、長濱は「カジノの中で銃を乱射するシーン。お札が舞ったりしていて。あれちょっとやってみたいなって」と、憧れも含めて話したが「でも、生贄にされそう（苦笑）」と、現実的な話も交えて話した。
イベント中盤には、スナイダー監督がアメリカからリモート生出演を果たすという豪華なものに。ひとりは「オープニングのモンタージュから度肝を抜かれて、相当凝ってましたね」と伝えたり、長濱も「スナイダー監督の作品は1シーン1シーンが絵画のように美しくて。本作でも集団をなしているゾンビとか、これまで観たことのないゾンビたちばかりで、とても圧巻で楽しく拝見しました」と、感想を伝えると、スナイダー監督もそれに嬉しそうに応じるほのぼのしたものとなった。
続けて、長濱はさまざまなゾンビが出てくる「構想は最初からあったんですか？」と、興味しんしんで尋ね、スナイダー監督も「ゾンビというジャンルは大好きで、ゆっくり歩くゾンビも好きなのですが、進化したように、狼の群れ的な性質を持っていたらどうかという形で考えました」と、その考えを披露。
質問は止まらず、「撮影するときに大切にしている、重きを置いてますか？」と問うと、スナイダー監督はカメラメーカーのキャノン製の1960年代から70年代に販売されたドリームレンズというものを使って撮影することだとこだわりを、ひとりとともに聴き入る様子も。そこからもし、スナイダー監督の作品に出演するならとの問いかけに、長濱は「いっぱい考えてきたんですけど、ゾンビ役として参加できたら。今回の作品を観ていて、ゾンビかわいそう、悲しいとなったので」と、ドラマがあるゾンビを演じたいようだった。
さらに、ひとりはここのシーンを注目してほしいところを問うと、スナイダー監督にた最後に仕留めるゾンビなんですけど、そこで札束が舞いますよね。そこに、ん？ロボットっぽいというゾンビがいるんです」と、ニヤリと笑っていた。
そして、長濱から「ザック監督とみなさんと、作品を掘り下げることができて、帰ったらすぐに観直そうと思っています。いろんな要素が詰まっているので、もう一度観るのが楽しみになりました！」と、より好きになったようで、ひとりは「ストーリーも映像も当然面白いですけど、音もとってもいいんです！できるだけ環境の整った、サラウンドシステムのいいところでみてほしいと思います！」と、勧めていた。
映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』はNetflixで配信中！
